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なぜハゲは恥ずかしいのか。

おはようございます。

 

ハゲというビジュアルのお陰で、新規の営業先に一発で覚えてもらえる『ハゲ得』を実感している、ハゲコラムニストとおやまたかしです。

 

さて、今日は『なぜ、ハゲは恥ずかしいのか?』について考えてみたいと思います。

 

僕の妄想もたんまり入っているので、『たられば』の話が前提ですが、どうぞお付き合いください。

 


 

まずは、あなたに一つお伺いします。

もしも、地球上に人間が一人しかいなかったら、その人は羞恥心を抱くと思いますか?

 

もしも、地球上に人間が一人しかいなかったら、その人は誰にも『見られる』という体験をしませんよね。

 

その人は、誰にも見られることがないのだから、『恥』という概念を持たないと考えます。

 

では、地球上に人間が二人いたら、どうでしょう?

 

その人達は、互いに『見る・見られる』という体験を通して、『自分』と『それ以外』の違いを認識することになります。

 

ローランド先生でいうところの、「俺か、俺以外か。」ということですね。

 

ではでは、その二人の『片方にのみ』髪の毛がなかったら・・・

 

つまり、ハゲとハゲじゃない人間がいたら、どうなるのでしょう。

 

ローランド先生でいうところの、「ハゲか、ハゲ以外か。」

という・・・もういいですね。失礼。

 

はい。

 

話を戻すと、ハゲ 対 ハゲてない(以下、ノンハゲといいます) の比率が 1 : 1となるため、ハゲ自体に希少性はありません。

 

したがって、『私とあなたは違う』という認識はあっても、ハゲ側の人が『恥ずかしい』という感情を抱くことはないと考えます。

(※この前提について賛否があるかもしれません。今回は海のような広い心を持って、私の考えに付き合ってもらえると嬉しいです。)

 


 

地球上に100人の男しかいなかったら?

 

では、次に『地球上に100人の男しかいなかったら』と仮定してみます。

 

そして、その中でハゲの割合を以下のように設定してみます。

 

1.ハゲ 対 ノンハゲの比率が 90人 : 10人 だった場合

この場合、ハゲはマジョリティ(majority : 多数派)となります。

 

私は社会心理学の専門家ではないので、集団心理について適切に語ることはできませんが、

『ハゲていること』について、恥ずかしいと感じる人間は少ない可能性があります。

 

2.ハゲ 対 ノンハゲの比率が 10人 : 90人 だった場合

これは、現代の日本の割合に近い数字ですね(日本で薄毛だと自覚している男性の割合は約約27%|ホットペッパービューティーアカデミー調べ

 

そして、現代の日本において、ハゲは『恥ずかしいもの』『予防するもの』であるという風潮が強いと感じられます。

では、なぜ人は、ハゲを恥ずかしいものだと感じるのでしょうか?

 

これについて、『偏見や差別はなぜ起こる?』の著者である北村英哉氏は、著書の中でこう述べています。

 

ー そもそも日本では、『自分たちが社会の中で「普通」であると考えることで安心感を得、他人と同じであると考えがちであり、「人と違っていること」を評価しない傾向がある。』さらに『障害者問題でも性的マイノリティ問題でも日本における民族的差別の問題においても偏見や差別をもつ側の人々は、マジョリティであることに安心を感じて日常を送っている』 ー 

北村英哉他『差別や偏見はなぜ起こる?』より

 

つまり、日本において我々は、ハゲの容姿ではなく、ハゲの人口が少ない(=マイノリティである)ために、ハゲを差別化している可能性があるのではないでしょうか。

 

これは、非常に興味深い示唆で、ハゲている本人は「ハゲた容姿」を恥じているのではなく、『ハゲている人が周りに少ないから、恥ずかしい』という意識を持っている可能性があるということです。

 

ということは、前述の条件『ハゲ : ノンハゲ が 90 : 10 だった場合』では、

ハゲてないことが恥ずかしい

 

などと言われる世界があるかもしれないということです。

 

そうだなぁ・・・

 

たとえば、ハゲることが『成人の象徴』や『男性としてのSEXシンボル』であると印象付けると、(その世界では)マイノリティのノンハゲの方々が、嘲笑の的になる可能性があるというわけです。

 

これって、包茎の話と一部類似するかも。まぁ、今回は置いておきましょう。

 

以上の話から、一つ仮説を立てたいと思います。

『人がハゲを恥ずかしいと感じている場合、その原因は容姿ではなく、少数派であるということが関係している可能性がある』

 

ならばNOHAIRSは、少数派であることの羞恥心など取っ払ってしまうほどの、かっこいいハゲ達を世に広めていくまでです。

 

私たちは、自分の魅力を髪の毛の量に左右される必要などないのだから。

 

 

それでは、また。

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