
スキンヘッド歴15年の玄人が語るあぶらとり紙比較検証
みなさんこんにちは。
スキンヘッド歴15年の太田政晴です。
バリカンの坊主を経てスキンヘッドになってから、現在は週に2回、年間で100回頭を剃っています。
前回は『アフターケア化粧品比較検証』についてお話ししました。
今回はその続きとしてスキンヘッドにとっては必須のテカリ防止ケアに欠かせないあぶらとり紙について、比較検証をしたいと思います。
みなさん、あぶらとり紙は使ったことがありますか?
女性ならメイクを崩さないために常に持ち歩いている方が多いですが、男性に関しては持ち歩くことはおろか、使ったことのある方が少ないのではないでしょうか?
そこで、今回はまずあぶらとり紙の効果と、女性用と男性用の違いについて説明してから、比較検証をしたいと思います。
あぶらとり紙の効果
あぶらとり紙は余分な皮脂を取り除き、顔のテカリを抑えてくれるので、テカリが天敵のNOHAIRSにとっては必需品です。
コンパクトな使い捨てタイプなので、持ち運びにも便利です。
女性の場合は余分な油分によるメイク崩れ防止のために使われていますが、男性は主に見た目のテカリを抑えるために使用します。
女性用と男性用の違い
色々と調べた結果、皮脂量の違いによる吸収力とそれに伴うサイズの違いがあることがわかりました。
男性は女性に比べて皮脂量が多いので、より吸収力のある設計がされています。
皮脂量に比例してサイズも大きくなります。
あぶらとり紙の使用方法
基本的な使い方を説明します。
A.頭皮全体に使用する
本来は顔に使用するので、よく言われるTゾーンのみに使用すればいいのですが、スキンヘッドの場合ですと頭皮全体に使うことになります。
以前の記事『華麗なスキンヘッドになる方法』にも出てきた頭皮のエリア見取図で言いますと、どのエリアにも皮脂が余分に出る可能性があります。

というのも、頭皮は皮脂腺が全身で最も多く、顔のTゾーンの2倍以上、汗腺は手のひらや足の裏に次いで多くあり、分泌量が多いのが特徴です。
頭皮自体は他の部位に比べて乾燥しやすい性質がありますが、毛髪や皮脂によって外気の乾燥や紫外線の影響から保護されていて、水分量やうるおいが保たれています。
※『花王 頭皮のしくみと特徴』より
しかもスキンヘッドの方は毛髪が無いので、皮脂のみで保護されている状態になります。
B.こすらず軽く押さえるのみ
あぶらとり紙はゴシゴシこすった方が確かに皮脂は取れます。しかし、これでは肌を傷つけてしまうし、余分な皮脂まで取り除いてしまうことになります。
皮脂を拭き取るというよりも吸い取らせるというイメージで、軽くあぶらとり紙を頭皮に押し当てるようにして使います。
では、以上をふまえて比較検証をしたいと思います。
比較検証とその理由
比較検証するにあたり、条件を揃えようと思います。
今回はドラックストア、ホームセンター、コンビニ、スーパー等で身近で手に入ることは前提としませんので、Amazonなどのネット通販も可とします。
A.吸収性
スキンヘッドの方の頭皮の皮脂はTゾーンの2倍ということもあり、より吸収するものを選びます。
B.サラサラ感
拭き取ったあとのサラサラ感がより良いものを選びます。
スキンヘッドの方は常に頭皮が外気にさらされて余計に皮脂が出ている状態なので、サラサラ感が持続すれば尚良いでしょう。
C.面積が大きい
先程の見取図を見てもらうと分かりますが、あぶらとり紙のサイズが大きいと、1回で皮脂が取れる量が多いので、使用枚数が少なくて済みます。
以上をふまえてそれぞれの製品を比較検証し、最後に一覧で価格を含め比較していきます。
GATSBY パウダーあぶらとり紙

こちらはドラックストアで購入しました。
素材はフィルムタイプのものです。
色がブラックなので、吸収した皮脂で透明になるので、効果がすぐわかります。
皮脂の吸収性は良く、テカリ防止パウダーが配合されていますので、テカリがなくサラサラ感が持続します。
ただパウダーの影響ですべりますので、あぶらとり紙をしっかり押さえつける必要があります。
あと、紙が折りたたまれているので、伸ばす必要があります。
商品の詳細はコチラ
無印良品 麻入り和紙あぶらとり紙

こちらは無印良品の店舗で購入しました。
素材は麻入り和紙です。
麻入り和紙とは、細かい麻が混じっていてザラッとした肌ざわりが特徴の和紙です。
皮脂の吸収性は普通で、使用後の頭皮のサラサラ感はあまり感じませんでした。
紙が折りたたまれているので伸ばす必要があります。
商品の詳細はコチラ
貝印 高級あぶらとり紙(金箔打紙製法)

こちらはAmazonで購入しました。
素材は和紙です。
高級というだけあって、金箔打紙製法という日本の伝統技術の金箔を製造する機械で職人さんの手によって丹念に叩き仕上げられる製法で作られています。
紙が折りたたまれていないので紙に折り目がなく、頭皮全面にフィットしてくれます。
皮脂の吸収性は良く、使用後の頭皮のサラサラ感は多少感じました。
商品の詳細はコチラ
比較表
ここで3製品の比較表を以下にまとめました。
価格は僕自身の購入場所でのものになるので販売店によって異なります。
| GATSBY | 無印良品 | 貝印 | |
| 吸収性 | ◯ | △ | ◎ |
| サラサラ感 | ◎ | △ | ◯ |
| 大きさ | ◎ | △ | ◯ |
| サイズ(mm) | 100×100 | 75×99 | 90×90 |
| コスト | ◯ | ◎ | △ |
| コスト(税抜価格) | ¥227 | ¥136 | ¥400 |
| 枚数 | 70 | 100 | 50 |
| 1枚あたりのコスト | ¥3.2 | ¥1.4 | ¥8.0 |
3社製品比較して分かった事
それぞれの製品の特長から
サラサラ感重視なら→GATSBY
コスパ重視なら→無印良品
吸収性重視なら→貝印
をオススメしたいと思います。
多種多様なあぶらとり紙を比較することでそれぞれの特長がわかりましたので、皆さんも自分好みのあぶらとり紙を見つけて、さらにスキンヘッドに磨きをかけていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。