
スキンヘッドのやり方|カミソリ、シェーバー、バリカン。どの方法がおすすめ?
美しいスキンヘッドを実現するには、覚悟と思い切りと「ちょっとしたコツ」が必要です。
とくに、初めてスキンヘッドに挑戦する方は、どんなアイテムを使い、どのような手順で進めていくのかを事前に知っておく必要があるでしょう。
この記事では、スキンヘッドのやり方や注意点など、スキンヘッドビギナーさんにぜひ知っておいてほしい情報をまとめています。よくあるトラブルやケア方法、ツヤの出し方などの気になる情報が満載なので、ぜひ参考にして下さい!
あなたにとって素晴らしいスキンヘッドの世界の入り口となるでしょう。
なおスキンヘッドについてざっくりと知りたい方は『スキンヘッドにする人が知るべきこと【全まとめ】|やり方やお手入れ道具、維持のコツを紹介』をあわせてご覧いただくと良いでしょう。
スキンヘッドのやり方|おすすめはバリカンからのカミソリ

スムーズに、そして美しいスキンヘッドを作るには、
- バリカン
- カミソリ
この2つのアイテムが必須です。
スキンヘッドビギナーさんの中には、「バリカンは髪の毛が残るからカミソリで一気に刈り上げた方がいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
でも、どちらか片方しか使わないスキンヘッドは、逆に時間がかかり、仕上がりも美しくはなりません。
まずは、バリカンとカミソリを使う理由と、使用中の注意点から解説していきます。
バリカンでのスキンヘッドのやり方と注意点

スキンヘッドへの第一歩は、バリカンで髪を短く整えることから始まります。
最初に髪を短くする理由は、シェービングの際にカミソリの刃に毛が引っかかるのを防ぐためです。毛が長いままカミソリを通すと、毛が刃と刃の間に挟まって、ストロークをなめらかにすることができません。
刃に毛が引っかかり、無理に外そうとして頭皮を切ってしまった…というのは、スキンヘッド初心者あるあるです。
怪我や流血を防ぐためにも、まずはバリカンを使って、カミソリを滑らせやすい3〜5mmの長さに髪を短く整えましょう。
電気シェーバーでのスキンヘッドのやり方と注意点

バリカンをお持ちでない方は、電気シェーバーを使った刈り上げもOKです。
電気シェーバーはもともと髭のお手入れに使うものですが、髪を短く整えるのにも問題なく使えます。
ただし、電気シェーバーを使った刈り上げで1つ注意したいのが、事前に髪を短くカットする必要があるということです。髪が長いままシェーバーを通すと、内部に毛が絡まってシェーバー本体の故障の原因となる恐れがあります。
セルフカットの際はできるだけ短く、頭皮を傷つけないよう注意しながらヘアカットを行なって下さいね。
カミソリでのスキンヘッドのやり方と注意点

バリカンや電気シェーバーで髪を短く整えたら、いよいよカミソリの出番です。
大まかな流れとしては、
- 髪を濡らす
- シェービングフォームをつける
- シェービング
- 保湿
以上4つのステップが1セットとなります。
まず、カミソリを入れる時は、必ず髪を濡らして下さい。
なぜかというと、髪は濡れるとやわらかくなり、カミソリの刃が滑りやすくなるからです。タイミングとしては、シャワーや入浴直後がいいですね。
続いて、頭にシェービングフォームやジェル、クリームをつけます。
髭剃りだとこれらのアイテムを使わない方もいるんですが、スキンヘッドの場合、絶対に使った方がいいです。
理由としては、スキンヘッド慣れしていない頭皮は、ちょっとした刺激で傷つきやすく、下手をすると流血してしまうことがあるからです。
泡・ジェル・クリームはどれを使ってもOKですが、慣れないうちは地肌が見えにくい泡よりも、透明なジェルタイプの方がいいかもしれません。
シェービングは、毛の流れに沿って行なうのが基本で、つむじを目印に、上から下へとストロークするようにカミソリを滑らせます。
手順をわかりやすくするため、頭を6つのパーツに分けて説明しますね。
- フロント(前髪が生える部分)
- もみあげ
- サイド(眉毛のライン〜耳の後ろ)
- 中央(つむじ周辺)
- バック(後頭部全体)
- 襟足
まずは鏡で見えるところから慣れていきたいので、フロント→もみあげ→サイド→中央の順番で剃っていきましょう。
耳の周りは、シェービング中にもっとも怪我をしやすい部分です。ベテランでも、ついサクッと切ってしまうことがあるんですよね。
怪我をしないためには、耳は折りたたんで、カミソリを持つ手の反対の手で耳を覆うようにしてシェービングするのがポイントです
バッグと襟足は剃り残しが多いので、カミソリを持つ反対の手で触りながら進めて下さい。
シェービングが終わったら、保湿を忘れずに行なって下さい。保湿の重要性は、後ほど詳しく解説していきます。
スキンヘッドの剃り残し、剃り忘れを防ぐ方法

全ての髪を剃り落としてしまうスキンヘッドは、たった1本の剃り残しがあるだけで残念な印象が強くなります。
より美しいスキンヘッドに仕上げるためには、
- 鏡を使う
- 剃り残しがないか手触りを確認する
- 気になる部分はスマホで撮影する
この3つのステップを忘れずに行ないましょう。
スキンヘッドで剃り残しが目立つのは、後頭部です。

とくに耳の後ろやうなじなど、骨の出っ張りで凹凸がある部分は、うまくカミソリが入らないことも。
後頭部の剃り残しを防ぐには、顔を下に向けて首の後ろをフラットにするとやりやすいです。ヘッドが動くカミソリを使うのもいいですね。
できれば毛の流れに沿ってシェービングしてほしいですが、どうしても剃り残しが出るならカミソリの向きを変えてみるのもOKです。
あわせて読みたい!スキンヘッド歴15年の玄人が語るカミソリメーカー3社比較検証
スキンヘッドにした後のケア|保湿を怠らないようにしよう

スキンヘッドの美しさをキープするには、毎日の保湿ケアが欠かせません。
理由としては、髪の毛がなくなることで頭は常に日にさらされ、紫外線や乾燥によるダメージを受けやすくなるからです。
スキンヘッドならではの自然で美しい光沢は、日々のお手入れによって一層輝きを増します。保湿力の高いスキンケアアイテムを使って、誰よりも光り輝くスキンヘッドを手に入れましょう。
スキンヘッドの保湿は、最低でも1日1回、できれば朝晩の2回はケアしたいところ。乾燥が気になる季節は、1日何度お手入れしてもOKです。
頭を剃る頻度|青くならないように3日1回は手入れしよう
「シャンプーが楽」「ドライヤーいらず」というイメージが強いスキンヘッドですが、実は他のどんなヘアスタイルよりもこまめなお手入れが必要です。
スキンヘッドは、少しでも髪が伸びるとすぐに青っぽい坊主頭に見えてしまいます。スキンヘッドと坊主頭は似て非なるものであり、たった数ミリの違いなのに雰囲気が全く違って見えるんです。
スキンヘッドの美しさをキープするには、できれば毎日、最低でも3日に1回のシェービングが必要です。
最初は大変ですが、慣れれば歯磨きや洗顔のように日課としてできるようになるので、それまで頑張ってお手入れを続けて下さいね。
スキンヘッドにするときのよくあるトラブル

カミソリを使ってハイペースでシェービングをしなければいけないスキンヘッドには、お手入れ中の頭皮トラブルがつきものです。
スキンヘッド歴が長い方でもトラブルが起きることはあるので、慣れるまではきっと色々な苦労をすることでしょう。
スキンヘッドでのトラブルを最小限に抑えるためにも、どのようなトラブルが起こりうるのか事前に知っておくことが大切です。
頭皮のニキビ

スキンヘッドに多いトラブルの一つが、頭皮のニキビです。
頭皮にニキビができるのは、
- 細菌の侵入
- カミソリのダメージによる炎症
- 皮脂の過剰分泌
- 古い角質がつまる
などの原因が考えられます。
本来髪の毛には、外的刺激から頭を守るという重要な役割があるのですが、スキンヘッドにするとこの役割を担うことができません。
そのために細菌がしやすくなり、カミソリで肌を傷つけた時などにニキビができるリスクが高くなってしまうというわけです。
また、髪の毛がなくなることで頭皮の皮脂バランスも変化します。スキンヘッドに慣れると気にならなくなっていくのですが、しばらくは皮脂量が増えたり、ひどく乾燥しやすくなったと感じることがあるかもしれません
スキンヘッドにしてから頭皮のベタつきが気になる時は、拭くか洗い流すかしてサラサラを保ちましょう。髪型を気にせず、タオルでゴシゴシできるのはスキンヘッドの醍醐味です。
乾燥が気になる方は、ひたすら保湿をして下さい。スキンヘッドの期間が長くなると、頭皮もそれに順応して皮脂バランスは次第に落ち着いていきます。
</div class=”BlogCardPanel”>
頭皮の肌荒れ

スキンヘッドにしたことで、頭皮の肌荒れが気になるようになったというメンズがいます。
これは、今まで髪の毛に守られていた頭皮が外気にさらされ、さまざまな刺激を受けることが一番の原因です。
頭は体の一番高いところにあるので、紫外線を浴びると真っ先に日焼けするのは頭皮です。むき出しの地肌目がけて飛んでくる蚊もいますし、寒い冬は頭がキンキンに冷えて頭痛を感じることもあるでしょう。
スキンヘッドは、髪の毛があれば起きることのないトラブルを真っ先に感じるヘアスタイルです。
頭皮の肌荒れを防ぐためにも、日頃の保湿ケアを入念に行なって下さい。
保湿以外にも、長時間の外出時には日焼け止めを塗ったり、帽子で紫外線や寒さからスキンヘッドを守ってあげることも大切です。
頭皮の流血

長年スキンヘッドを続けているメンズなら、誰でも一度は経験しているのがお手入れ中の流血です。
頭全体、それも鏡を使わなければ見れない部分にカミソリを当てるのですから、慣れるまでは流血のリスクが高いのは当然といえば当然です。
とはいえ、頭皮むき出しのスキンヘッドは地肌の美しさが大切なので、シェービングの際はとにかく慎重にお手入れをして下さい。
もし、スキンヘッドで流血した場合、まずは傷口を洗浄してしっかりと止血して下さい。慣れない方はパニックになりやすいので、焦らずに血が止まるのを待ちましょう。
止血のために絆創膏を貼りたいところですが、せっかくのスキンヘッドですから、ここは目立たせず止血ができる液体絆創膏をオススメします。
ベテランでも時々流血してしまうことがあるので、長くスキンヘッドを楽しみたい方は事前に用意しておくといいかもしれませんね。
セルフでスキンヘッドにする以外の方法

スキンヘッドにしたいけど、自分でシェービングするのはやっぱり不安…。そんな方は信頼できる人の手を借りるのが一番です。
ここからは、セルフでスキンヘッドにする以外の方法をご紹介します。
床屋でやってもらう

初めてのスキンヘッドは、床屋に行ってプロの技を体験してみるのがオススメです。
床屋なら、スキンヘッドは基本どんなお店でも対応できます。料金は、普通のカット料金と同じかプラス1,000円ほどです。
床屋はシェービングのプロですから、剃るのがアゴだろうと頭だろうと、完璧に仕上げてくれます。
さらに、質問すればセルフでスキンヘッドにする際のコツなども教えてもらえます。自己流だと慣れるまではトラブルのリスクが高くなるので、プロからのアドバイスをもらえるのも嬉しいポイントです。
スキンヘッドが初めての方や、時間とお金に余裕のある方は、床屋でプロの仕上がりを試してみるのもいいかもしれませんね。
パートナーや友人にやってもらう

不器用だけどスキンヘッドにしたい!そんな方は、家族やパートナー、友人にお願いするのも一つの方法です。
スキンヘッドで一番難しいのが、鏡で見えにくい後頭部や頭頂部のシェービングです。記事内でも剃り残ししないコツをご紹介しましたが、上手にできるようになるまではある程度の経験が必要です。
自分で完璧を目指すのはとても大切なことですが、同居家族やパートナー、気の知れた友人がそばにいるなら「ちょっとお願い!」と頼んでみるものいいでしょう。
周りの方からしても、人の頭をスキンヘッドにする機会はそうそう多くありませんので、興味津々でやってくれる人が多いんですよ。
スキンヘッドにした後の眉毛はどうするのがベスト?

スキンヘッドにした後、気になるのが眉毛のバランスです。
髪の毛がなくなると、眉毛がやたらと目立って見えてしまうように感じますが、スキンヘッドにしたからといって眉毛を必要以上に整える必要はありません。
というのも、眉毛まで全剃りしたり細くすると、コワモテな雰囲気が強くなり、近寄りがたい印象を与えてしまうからです。
イカついオーラを出したいのであれば全剃りでも構いません。
ただ、スキンヘッドはただでさえ目立つ髪型ですから、好印象を持ってもらうためには最低限の眉毛カットはしておきたいところ。
スキンヘッドがもっとも合う眉毛は、長い部分をしっかりと整えた本来の形を生かしたデザインです。細すぎず、薄すぎない眉毛がよく似合うので、スキンヘッドにするついでに眉毛も一緒に整えてあげることをオススメします。
あわせて読みたい!スキンヘッド(坊主)に似合う眉毛の形や長さ|お手入れ方法や整え方を解説
スキンヘッドのやり方についてよくある質問

スキンヘッドという未知の世界(でも、素晴らしい世界)には、ここまででご紹介した情報以外にもまだまだ気になる謎がたくさんあります。
初めてのスキンヘッドはとても勇気のいることですが、一度やってしまうと元には戻れない中毒性の強いヘアスタイルです。
そんなスキンヘッドのより深い魅力を知ってもらうため、ここからは皆さんから寄せられたスキンヘッドに関する質問にお答えしていきます。
スキンヘッドを光らせたり、艶消しにするなど、光沢をコントロールする方法はありますか?

あります。
まず、ツルツルテカテカの艶系スキンヘッドは、シェービングと保湿ケアをこまめに行なうことで十分な艶が出せます。
スキンヘッドにすると、頭皮が乾燥しやすいことは記事内でもお伝えしましたが、何もつけずにいるとパリパリとひび割れが起こりやすくなります。それを防止するために保湿ケアが欠かせないのですが、クリームやオイルを塗ればそれだけで頭皮に十分な艶を出すことができます。
ツヤ感に強いこだわりがある方だと、卵白を塗ったりすることもあるそうです。
スキンヘッドの保湿は、頭皮に潤いを与える目的と、光り輝く艶出しの効果があるというわけですね。
反対に、テカリを抑えたマット系スキンヘッドはメイクアップ用のパウダーを使うのがオススメです。
中でも、赤ちゃんの肌にも使える安全性の高いベビーパウダーは、オイリー肌の皮脂もしっかりと抑えてくれるので、艶なしスキンヘッドに仕上げるのにぴったりです。
持ち運びにも便利なので、バッグに入れておけばいつでもどこでも艶消しができます。
スキンヘッドにして艶が出るかどうかは、もともとの肌質が大きく関係しています。上記の方法を試しながら、自分好みのスキンヘッドに仕上げてみて下さいね。
スキンヘッドから髪を伸ばすにはどれくらい時間がかかりますか?

髪の毛は、1cm伸びるのに約1ヶ月かかると言われています。(個人差アリ)
目安としては、
- 1〜3ヶ月→坊主〜長めの坊主
- 4ヶ月→ベリーショート
- 5〜6ヶ月→ショート
- 7〜9ヶ月→長めのショート
- 10〜12ヶ月→ミディアム〜セミロング
参照元:https://matome.naver.jp/odai/2140561147123707401
このような伸び率になるでしょう。
どの長さを目標にするかにもよりますが、4ヶ月もあればさわやかなショートヘアにカットできるくらいの長さまで伸ばせるはずです。
スキンヘッドにしたはいいけど似合わない!なんてことになると、ワックスでヘアアレンジができるようになるまで最低でも3ヶ月間はかかると思っていて下さい。
しかし、前述したようにスキンヘッドは中毒性が高くメンズの魅力を高める最高のヘアスタイです。
臆することはありません。素晴らしいスキンヘッドの世界を堪能してください。
スキンヘッドと坊主の違いはなんですか?

- スキンヘッド…カミソリでツルツルにシェービングした髪型のこと
- 坊主…バリカンやハサミを使って短く整えられた髪型のこと
です。
スキンヘッドは、皮膚表面から髪が伸びていない状態のことで、触るとツルツルします。スキン=肌という意味なので、頭全体の地肌が丸見えなヘアスタイルだと考えて下さい。
一方の坊主は、触ると毛先が当たってザラザラします。お坊さんが髪を刈り上げることから、坊主頭と呼ばれるようになったヘアスタイルです。
余談ですが、スキンヘッドは英語でbald(ボールド)、坊主はshaved head(シェイブドヘッド)と言います。そのまま「skin head」と言ってしまうと、「怖い人」「暴力的な人」などというニュアンスになるので、世のスキンヘッドさんたちはご注意を。
やり方やアイテムを覚えて美しいスキンヘッドを作ろう!

力強さと美しさを兼ね備えたスキンヘッドは、メンズなら誰でも一度は憧れる究極のヘアスタイルです。
ただ剃るだけのスタイルではありますが、シェービングのやり方にはコツがありますし、普通のスタイルよりもハイペースなケアが必要です。
これから初めてのスキンヘッドに挑戦する方は、本ページでご紹介した情報を参考に、最高にかっこいいスキンヘッドを作ってみて下さい。きっと、全てをさらけ出したような清々しい気持ちになれるはずですよ!

