
スキンヘッドのプロが『タモリ倶楽部』のスキンヘッド特集を観た感想 後編
みなさんこんにちは。
スキンヘッド歴15年の太田政晴です。
バリカンの坊主を経てスキンヘッドになってから、現在は週に2回、年間で100回頭を剃っています。
前回に引き続き、スキンヘッドのプロと言っても過言ではない私から観たスキンヘッドに特化したTV番組のレビューをしていきます。
その番組は、2019年8月9日にタモリ倶楽部で放送された『奥深きスキンヘッドお手入れ完全公開!我らつるピカ天国』
【出演ゲスト】
今回は、三者のスキンヘッドユーザーのあるあるについて話されていたので、紹介します。
スキンヘッドのトラブル&苦労話
酔ったときに剃るのは危険
これは皆さんうなずいていました。
理由は、手元が狂ってイレギュラーな動きをしてしまい、出血するからです。
自分は前から『酔ったら剃らない』と決めていますのでこの経験はありませんが、危険なので止めましょう。
日焼け
これは皆さん苦労していました。
特に芸能人の方は、夏場に外でロケをする機会が多いので、撮影中に帽子は被れません。
スキンヘッドは日差しの強い日に何も被らないと直接頭皮に日光を浴びてしまうので、頭皮が日焼けしてライチみたいになり、真っ赤に腫れます。
かといって、タオルを頭に巻いていると顔だけ焼けて文字通り『頭が真っ白』に。
なので、外出時は日焼け止めが欠かせません。
僕の場合は、日焼け止めはもちろん、夏場は徹底的に日焼けを防止するために必ず帽子を被るようにしてます。
少しでも頭が焼けたら熱を帯びてボーっとしますし、焼けた後にむける皮が気持ち悪いですからね。
本当に自分でも、あの無数の穴が空いた皮には驚かされます・・・。
汗の量
これには皆さん納得してました。
髪の毛がないので汗のたれる量が半端ないからです。
例えば、山に木や草が生えていない場合、雨が降ったら土砂崩れや洪水が起こりますよね?
それが頭上で起こります。汗という雨が降ると髪の毛という木や草が無いので、その汗は一気に顔まで流れてきてしまいます。
なので番組出演の皆さん『フェイスタオル』は常に持参しています。
自分も夏場は常に持参して汗を拭いています。
怖がられる
これも共通していました。
知らない人は誰も寄ってこないそうです。
特に初対面で会話する前ですと、必ず相手が怖がっているのが分かります。
やはりスキンヘッドは『強面』のイメージがありますから、仕方がありません。
ここで、番組内で小峠さんがスキンヘッドを初体験した内容を紹介します。
剃る前の準備
まず、クレンジングオイルを塗って頭皮をマッサージします。
次に、『スキンクリーナーたまごchan』で毛穴に詰まった皮脂や汚れをもみ出します。
(※この商品は現在販売されておりません)
そして、弱酸性のシェービング保護剤を塗ります。
最後に、蒸しタオルで髪の毛を膨潤(ぼうじゅん)軟化させます。
(※膨潤とは、水分を含んで膨らむことを言います)
小峠さんは終始気持ち良さそうで、「いいですねぇ」を連発してました。
剃毛
まず、剃る前に軟毛剤を塗ります。
次に、弱酸性の泡状シェービング剤を塗ります。
ここからようやく剃毛になります。
カミソリは3種類使用しますので、順番に説明していきます。
5枚刃のT字カミソリ
まずは太い髪の毛を中心に剃ります。
これで8割剃れるそうです。
2枚刃のカミソリ
細かい毛並み処理を行います。
うぶ毛くらいの太さの髪の毛は、目には見えませんが残っていますので、これで処理します。
1枚刃のカミソリ
最後の仕上げに使用します。
5枚刃や2枚刃はすごく切れる代わりに、頭皮も傷ついてしまいます。
1枚刃は切れ味は若干劣るものの、頭皮を傷つけずに毛のみを剃れます。
小峠さんの感想
小峠さんは今まで剃っているのではなく刈っていましたので、『真性スキンヘッド』に生まれ変わりました。
特に感動していたのは、剃りたての頭の手触りが全然違うみたいです。
手のひらで何回も頭をさすって確認していましたが、滑らないで引っかかるそうです。
引っかかるというよりも、手のひらに吸い付くといった感じでしょうか。
一般的には、剃ったほうがツルツルになり滑るイメージがあると思いますが、実際にはその逆。細かい毛並みまで処理すると頭皮が吸盤のようになり、逆に引っかかります。
でもタモリさんは、「何が違うんだよ」と言っていました。
自分も剃りたての頭はすごく気持ち良いことは知っていますので、遂に小峠さんも『この気持ち良さを知ってしまったか』と思いつつ、こちら側(スキンヘッド)の仲間になったことを心の中で喜びました。
まとめ
今回は小峠さんが『真性スキンヘッド』デビューするために、スキンヘッド専門理容室で実際に解説を交えながら剃りました。
自分としては、そもそもスキンヘッド専門理容室が存在することが自体が衝撃でした。
これだけ段階を踏んで丁寧に剃ってもらえるなら、「是非とも行ってみたい!」と思いました。
その中でも、スキンヘッドは『怖い』と思われて皆さん苦労されていたので、スキンヘッドへのイメージは全国共通であることを再確認出来ました。
なので、『スキンヘッド=怖い』というイメージをNOHAIRSを通して少しでも変えれたらいいと思いました。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
今までここまで掘り下げた番組はありませんでした。
スキンヘッドの方は参考になり、そうでない方はスキンヘッドのことを知るきっかけになるので、この番組を機に興味を持ってくれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。