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自分自身をリフォームできたきっかけは、髪の悩みだった。強い意志で楽しく自分を変えるきっかけを見つけてみよう

何かを始めようと思っても、それを続けていくのはなかなかの強い精神力が必要だ。

最初は意気込んでいても日が経つに連れてモチベーションが下がってしまった、そんな経験をお持ちの方も多いことだろう。

強い意思で自分を変えることにチャレンジした田中さんは、どうして成功したのだろう?

語っていただいたのは、ご自身だけがわかっていた理由。

強くなりたい、変わりたいと思っているあなたにお届けします。

 

髪を削ぎ落とす勇気は、NOHAIRSの動画に教わった

現在45歳の営業職です。

自分が薄毛なんじゃないかと初めて自覚したのは29歳のときでした。
その頃、入院していた病院で何気なく後頭部を見たとき、薄くなっているのに気がつきました。

そこから薄毛がだんだん広がっていくのが止まらなくなり、美容師さんからアドバイスを受けて31、32歳で髪を11mmくらいの長さにしました。見た目、ほぼ坊主です。

そのときは2週間に1回カットしておけば大丈夫だと思っていたので、特に深く考えず受け流しているつもりでした。

「なんとなく坊主にしている状態」を考え直そうかと思い始めたのは、仲間と写真を撮っているときに再度自分の後頭部を見る機会があったことです。

写真って普通、正面からばかり撮るじゃないですか。そのときたまたま後ろ姿を見て「ああ・・・」って。それまではミリ単位で髪を短くはしていたんですけど「いよいよもう限界かな」って思いました。

その頃ちょうどサングラスを探していました。検索をかけたら宮本さんのサングラスの動画が出てきたことがきっかけで、NOHAIRSさんのことを知りました。

「スキンヘッドなのに、何でこの人はこんなにカッコいいんだろう?」「他の人とは何かが違う」と感じ、そこからNOHAIRSさんの様々な動画を観るうちに、自分も薄毛というコンプレックスを心の奥底に抱えていたことを思い出しました。

▲動画に登場していた宮本さん(右)と

坊主の方がスキンヘッドにした動画があるんですが、バリカンで短い短髪にした髪型からカミソリに替えて剃った時に、その方が「かなり変わった」とおっしゃっていました。

他の人から見ると「そんなに変わらないのに」と思うかもしれませんが、ご本人は「すごく変わったのがわかる」と仰せで、その時は自分も短髪の坊主だったんでとても惹かれるものがありました。

でも、僕にとってスキンヘッドにすることは勇気のいることだったんです。

1日2回シャワーに入るなど清潔にはしていたんですが、僕は「『清潔』と『清潔感』は違うんじゃないかな」とふと思ったんです。動画に登場していた宮本さんがスキンヘッドだったこともあって、そこから「中途半端に髪を短くして過ごすことはやめて、僕も思い切ってスキンヘッドにしよう」と決心しました。

その日の夕方に11mmだった髪の毛を5mmにしました。さらにそこから思い切って自分でカミソリで一気に削ぎ落としました。

動画を何回も見ているうちに、自分がスキンヘッドになるイメージができました。最終的に自分もやってみようかなというモチベーションが上がっていったんです。

自分のように「スキンヘッドにしようか、どうしようか」と悩んでいる人が観ると、共感する部分が多いんじゃないかと思います。

変身願望を加速させたのは、子どもからの言葉だった

スキンヘッドにしたあとも「身だしなみをきちんとしましょう」というNOHAIRSさんの動画の言葉が印象に残りました。眉毛と爪を整え、さらに減量と日焼けをしてみようと決意しました。

当時、僕は体型管理を全くしていませんでした。
結婚したのは太りだす前だったのですが、そこからしばらくして30代になってからは好きなものを好きなだけ食べていて不摂生だったし、運動も全くしていなかったからどんどん太ってしまっていました。

▲90kg時代の田中さん

90kg近くあった体重を3ヶ月で57kgまで落としました。20kg以上、運動せずに食事だけで減らしたんです。
ただこの方法だと体重と一緒に筋肉も落ちます。結果痩せすぎて肩幅がなくなり、病気になったみたいに貧相になってしまいました。

僕は自分のイメージを変えたいのだと自覚しました。最初に一気に体重を落とした時に周りから「ずいぶん変わったね」と言われましたが、単に痩せればいいわけでもなかった。そこからは、それまでの減量一筋からトレーニングをプラスして鍛え始めました。

減量もトレーニングも、僕にとっては簡単なことではありませんでした。
では何故頑張れたのか?
ダイエットを決意させたのは子どもの言葉です。

どうやら周りのお父さんたちと自分のお父さんは違うと思ったらしく「あのおじさんたちみたいにかっこよくなってみたら?」と言われてしまいました。

その言葉は重かったですね。子どものために素敵な父親でいたいという想いがあったから、ダイエットを続けることができたんだと思います。

スキンヘッドにしたことによって「変わりたい」自分が強く出てきました。そこに子どもの言葉が加わって今までとは違う自分になりたいとさらに思い、ダイエットも目標に向かってやっていくことがとても楽しくなりました。

そして成果として見た目が変わっていくのがまたどんどん楽しくなっていくんです。

身体が細くなって筋肉がついていくのも楽しいですし、服を買うのも楽しい。

20代の頃はファッションに凝っていたんですけど、太ってからは諦めていました。それが体型が変わることによって再びファッションについて興味を持てたこともとても嬉しかったです。

自分を変えることって家のリフォームと同じだと思っていて、例えばトイレの便座を替えたら周りのクロスが気になって、次にトイレのドアノブが気になって・・・という具合に徐々にあちこち直してみたくなります。

それと同じで、スキンヘッドにしたら「次はここを変えよう」と思えるようになりました。

「自分自身をリフォーム」することの嬉しさに目覚めて、綺麗な状態を保ちたくなるんです。変化することそのものが面白くなってきます。

自分を変えることで見えてきた潜在意識

身体の外側を変えていって、気がついたことがありました。それは、自分の内面に大きな変化が出てきたことです。

29歳のときから薄毛だったことを自分では気にしていないと思っていたんですが、スキンヘッドにすることによって実はそれをとても気にしていこと、自分の中でコンプレックスがあり、周囲から言われる何気ない言葉に傷ついていたことに気がつきました。

薄毛は自分がなりたくてなったものではありません。遺伝的な要素で薄毛になってしまったとしても、心のどこかで周囲から言われる言葉で傷ついたり、溜まった想いがあった。

潜在意識の中で、それらの辛い感情が埋まっていたんですね。

外見が変わることで楽しみが増えましたが、それと同時に内面的な変化として、自分を受け入れることができるようになりました。

元々は周囲や子どもの言葉がきっかけで外見を変えるに至ったわけですが、今まで気が付かなかった潜在意識もそのまま受け止めることができました。

ダメもとでもいい、まずは方向性を決めろ!

スキンヘッドにしてもすぐ髪は伸びるから、実は元の髪型に戻るのはすごく早いんです。

大体1ヶ月で元に戻りますから、スキンヘッドにすることを悩んでいる方は、ダメもとで一度やってみてもいいんじゃないかと思います。

 

髪型や外見が変化すると、周りからポジティブなことも言われますがネガティブなことも言われます。

「そんな髪型にして何がしたいんですか?」など、いろんな反応があるはずです。

もしかしたら中には、自分が望まないような反応も返ってくるかもしれません。

それでも、自分は何をしたいのか? 自分はどこに向かって行きたいのか? 周りから言われてもブレない方向を決めてみてはどうでしょうか。

目標点を見つけることができれば、そこに向かって走っていけますから。

もしあのとき、NOHAIRSの動画を見ていなかったら今の私はいませんでした。外見も内面も変えることができたから、NOHAIRSさんへ感謝の気持ちを伝えたかった。その機会をいただけて大変嬉しかったです。

今までの生活習慣を変えることはなんと難しいことか。ダイエットに挑戦した人ならそう思う人は多いことだろう。

そこに髪の悩みも加わると全身改造したくなるのが当然というもの。

とてつもない計画を成し遂げるためには、イメージをしっかり持っていないと難しいことがよくわかる。

自分がコンプレックスに感じていることを解決したかったら、なりたい自分をしっかりとイメージしていこう。

モデル:田中 / 撮影:長谷川さや / インタビュー:高山 / 文:青野まみこ

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