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【実体験】8人の経験に聞く、薄毛になったときの対処法と心持ちとは

あれ、いつもと違う……。
髪型が決まらない……。
鏡の中の自分に初めて違和感を覚えたとき、
そしてもしもその原因が薄毛だとしたら、あなたは一体どんな心境になるだろうか。

ヤバい? イジられる? 恥ずかしい?
千々に乱れるココロ模様と、幾多のチャレンジを乗り越え、
自らの薄毛を受け入れて生きる決意を固めた男たちがここに集結した。

果たして彼らは、いかにしてその境地に達したのか?
薄毛に悩むあなたに贈る、涙ぐましいまでの彼らの奮闘ぶりを、ここにお届け!

それはある日突然に。ハゲたちが語る、薄毛との遭遇の瞬間


高山 NOHAIRSには「薄毛に気づいたけどどうすればいいのか」「いきなり剃ることもできないし、育毛もなかなか選択できない」という相談が寄せられます。

今日はこれをテーマに、薄毛を経てスキンヘッドになった7人と、現在AGA治療をされているお一人に語っていただきたいと思います!

まず、自己紹介と薄毛に気付いたときの年齢と、そのときした対処法を教えて下さい。


宮本 薄毛に気付いたのは27歳ぐらいのときです。髪型が決まらなくなってきて、薄毛に気付きました。

当時は、とりあえず帽子をずっと被っていた記憶がありますね。薄毛に直面するなんて初めての経験じゃないですか。

それに抗うために一旦隠す行為をしていました。

三木 僕が薄毛に気付いたのは20代半ば。

気づいたきっかけは宮本さんと同じく髪型が決まらなくなってきたからですね。

薄くなってくると髪型が決まるまでにかなり手間がかかるんです。

そういうことが増えてきて「あ、薄くなってるな」と気が付きました。

まずは朝、時間をかけて髪型を作ってごまかしていたので、特に萎縮はしなかったです。

その後は短くしたり、AGAや育毛、植毛と一通り色々な対策をしました。

でも今だったら朝に髪型を整える時間に一喜一憂する方が精神衛生上よくないと思うので、すぐに短くしちゃいます。

 


高林 髪が薄くなり出したのは20歳くらいですね、当時はとにかく隠しました。

僕はM字型ハゲで、いかにバレないようにするか。

そのぐらいから美容院にも行かなくなっちゃったから、ハゲの隠し方をどうしようとかは誰にも相談しなかったですね、自己流です。

帽子も被るようになりました。髪がフサフサのときから帽子は好きだったんですけど、薄毛になってからはなおさらで、私服のときはいつも被るようになりました。

ハットかキャップか、冬はニット、何かしら絶対被ってた。

今だったら、薄くなった時点で短髪にしますね。所ジョージとか渡辺謙までいかないにしても、あれぐらいの短髪にして、徐々に短くして坊主にすると思います。

 

大向 薄毛が目立ち始めたのは20代の半ばぐらいです。僕は前からと頭頂部からと、両方いっぺんに来ました。

そのときは、育毛するか、かつらを作るか、坊主にするかの三択が頭に浮かびました。

 

松本 僕は20歳くらいのときです。当時髪を真ん中から分けていたのですが、分け目のところが薄くなっていることに気が付いたんです。

もともと髪がくせ毛で髪型が決まりにくかったので、高校生とか10代のころからニットキャップをよく被っていました。

 

水野 僕は結構遅くて、30代半ばくらいかな。友人が撮った僕の写真を見たときに「やばっ」って思いました。

何となく薄くなっているのは気づいてるいたんだけど、鏡で確認できない場所だったのでドキッとして、そこから育毛剤に走りました。

 

吉田 今62歳ですけど、私の場合は20・30・40代は普通に髪の毛がありました。

55〜56歳のときに500円玉くらいの大きさのハゲが2つできました。

その頃から髪の毛が細くなって隠せなくなってきて、散髪に行くと500円ハゲはうまいこと隠してくれるんですけど、隠れるのはそのときだけで、熱いものを食べて汗だらけになるともうハゲが透けて見える状況になって(汗)

「ハゲ散らかしてるね」って友達に言われました。

何をどうすればいいのかと思ってYouTubeを見たら「短くしたら目立たない」という情報を得て、そこから『NOHAIRS』にたどり着きました。

「そうか、スキンヘッドにしたら隠さなくてもいいやん!」ってことでスキンヘッドにしました。

 

小俣 今、僕は29歳です。ご覧の通りスキンヘッドではないですが、現在AGA治療中です。

薄毛に気付いたきっかけは、AGA治療の職場で働いている妻から「ちょっと薄いんじゃない?」と言われたから。

それからAGA治療を始めました。

治療といっても毎月病院に行って薬をもらって飲むだけなんですけど、最初と比べれば生えてきた方なのかなと思います。

今日ご参加の皆さんとは少し違うかもしれませんが、このまま薬を飲み続けてみようかなと思っています。

 

きよし 今45歳で、28歳くらいでハゲだしました。

20代後半のときに、家にある三面鏡で頭を見たときに、後頭部あたりの髪の毛がなくなっているのを初めて知ったんですね。

妻は前から気づいていたようです。

自分のおやじも、おじいちゃんも髪がなかったので「しょうがないな」と思っていましたが、薄毛が始まるのがちょっと早いなとは思いました。

2年ほど帽子を被って隠して我慢して、それ以降は3ミリくらいの短髪を10年くらいやりました。

スキンヘッドにしたのは半年くらい前です。やってみるとスキンヘッドは全く違和感もなく、かえって楽ですね。

マイスタイルにたどり着くまでに、どんな道のりを進んだのか?

 

高山 現在スキンヘッドの皆さんも、最初は隠したり治療したり、抗った時期はあったんですね。

スキンヘッドにしようと思ったきっかけはどういったことだったんですか?

宮本 僕は過去のNOHAIRSのインタビューでも答えているんですが、もともとじいちゃんも父もハゲていたから覚悟はしていたし、薄くなってきたから短くしてしまおうと。

1ミリぐらいは残していたんですが、周りから「全部剃っても変わらないんじゃない?」と言われてスキンヘッドにしました。

三木 薄毛が進行して、誰から見ても「あーハゲてきたな」って段階になったときに、僕と同じくらいか、もう少しハゲが進んでいる先輩に「お前、俺が同じくらいの年齢のときより、進行が速いぞ」ってイジられたんですよ。

でも、そう言ってる先輩本人の後頭部はかなりハゲてるんです。ものすごい衝撃でした(笑)

僕たちは毎日鏡を見て、ハゲの進行をチェックするんですけど、見える部分のハゲには敏感でケアはできているけど、後頭部からのハゲだと、ハゲはじめてから本人が気付くタイミングが遅いことがわかったんです。

ハゲがハゲをイジって、しかもイジっているハゲはもっとハゲてるっていう現状が恐ろしくて(笑)

だったらある程度ハゲを認識したときにそれを受け入れて、気にならない髪型にした方がいいかなって思います。

高林 僕は発毛体験にも行ったし、発毛剤も使っていたけど、25歳のときに上司や後輩、取引先の人に「お前もう丸めちゃった方がいいんじゃない?」と立て続けに言われたことがきっかけです。(高林さんのインタビューはこちら

大向 さっき、「育毛」「かつら」「坊主」の3択を考えたと言ったんですけど、最初の2つはメンテナンスにお金かかりそうだったので、そのお金を自分の楽しみや経験に代えた方がよっぽどいいと思って今の髪型にしています。

最初は短髪にして、そこからサイドをどんどん減らしていって、最終的にバリカンで刈るみたいな感じで、段階的に短くしていきました。

今、この状況でもしも過去に戻ったら、一気に坊主まで持っていくと思います。結局坊主にするまでに床屋さんに行ってた間隔がどんどん短くなってたんですね。最初は2〜3か月に1回だったのが1か月に1回になり、最終的にバリカン買う直前までは2週間に1回くらい行っていたので。お金がもったいなかったなと。バリカンなら自分でメンテナンスできますから楽ですよ。

松本 僕は帽子も被っていたんですが、梅雨どきに本当に髪型が決まらなくなってきて「どうしよう」と思って、そこから短くし出しました。

美容師の友人が「頭の形がいい」って言ってくれたので、ずっと坊主にしています。

当時は髪の毛を増やすとかは全く考えてませんでした。

今から15年くらい前、僕が20代のときは、育毛や発毛ってそんなにポピュラーじゃなくて、そういう選択肢はなかったのですぐ坊主にしました。

だから今でも当時と同じことをすると思います。

水野 僕は後ろから撮られた写真は全部頭、髪の毛が気になってました。

そのしがらみから抜けたくて、5ミリに短くするところからスタートしました。

そこから2ミリになり、さらに坊主になってから15年くらい経ちますかね。

もともと坊主頭のサッカーやバスケットボールの選手は格好良い人が多いなって思ってたんです。

別にスポーツ選手じゃなくても、坊主スタイル自体がすごく格好良いと思うんですよ。

それって、ハゲという言い方とは別のスタンスがあるような気がするんですよね。

人それぞれ気楽にスキンヘッドを楽しんで良いと思うんです。

3ミリとか2ミリとか、少しずつスキンヘッドに近づくイメージで。あわててスキンヘッドにしなくてもいいかなと思います。

吉田 僕と同い年で、30代からスキンヘッドではないけどすごく短髪にしている仕事仲間がいました。

それがとても格好良かったんですよ。彼のことは潔いと思いながらも、悪いと思いつつ、彼の薄毛をイジっていたりしたんですね。

そんなことをしていたけど、実は短髪に憧れていたんです。

前々からスキンヘッドは髪型の一種だと思っていたので、自分が薄毛になったことをきっかけに「スキンヘッドにしてみよう」と前向きに捉えました。

いざスキンヘッドにすると、今度は伸ばせなくなってしまってます。

たぶん500円ハゲはおさまっているような気がするんですけど、今更伸ばしても面倒くさいのでそのまんまにしています。

もし若いときに薄毛だったらどうしたかなと思いましたが、昔から憧れていたのでスキンヘッドにしたと思います。

▼この座談会の動画はNOHIARS公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。

経験者はこう答える!薄毛に悩む君へ贈る言葉

高山 皆さんの薄毛にまつわるストーリーをひと通りお伺いしました。
ここからは「薄毛について相談に来た方に対して、あなたならなんと答えるか」を訊いてみます。

・薄毛に気がついてクリニックに相談に行くけど費用が高く通えない
・薄毛になったことで自分に自信がなくなった、これからどうしたらいいか?

この2つの相談について、皆さんが今話してくださったように「何らかのアクションを起こさないと変わらない」という答えはあると思うんですけど、人はそんなにすぐ踏み出せるわけではないと思います。

そんな人に、なんて声をかければいいでしょうか。正解はないと思うので、ご自身の考えをお話しください。

思い悩まず、まずは先輩ハゲに相談してみては?

宮本 僕がNOHAIRSに関わっていろんな人を見てきて思うことは、ハゲに対しての向き合い方や抱えている悩みは十人十色ってことですね。

僕が個人的に相談されたら、僕のストーリーを語るのは当然ですけど、あくまでそれは一例に過ぎなくて「こういう感じで対処してきたよ」って答えるしかできない。

例えばスキンヘッドにしたときの周りの反応を見て、新たに悩みが生まれることも絶対にあると思います。

今日参加されている方もそうですけど、『NOHAIRS』に関わっている方は基本的にめちゃくちゃポジティブな方が多いので、後ろ向きな意見がない分、会話をしているだけでも救われることがあるんじゃないかなと思っています。

たくさんの人の話を聞くなかで、どんどん選択肢が増えていって、自分が抱えている悩みにフィットするものは何なのかを考えることで、次のステップに繋がっていくのかなと感じています。

高山 回答としては「相談してみな」って感じなんですかね?

宮本 相談もそうなんですけど、NOHAIRSは色々な話を聞ける環境。「飛び込んでみな」じゃないけど「訊いてみな」だけは言ってあげられるかなって思います。

高林 僕も自分の経験を共有したいし、相談してほしいですね。

僕が20歳のときには、薄毛を相談できる人がいなかった。

どうしても1人で抱え込みがちだし、ネットで調べていろいろ思い悩むと思うんです。

1人で悩むなら、ここにいる人たちみたいに一線を越えてスキンヘッドにしましたとか、AGAで治療してるよとか、当事者の意見を訊くのがいちばんいいかなと思います。

職場環境とか状況は人それぞれ違いますが、その中で自分に無理のない範囲で、なにかしら「これだったらいけるかな」という指針が見つかって背中を押してもらえると思います。

ハゲ頭だって、見慣れればただの風景に過ぎない

吉田 僕が相談されたときにいつも言うのは「他人の髪型って見慣れているかいないかの問題だから、1か月・2か月経ったら前の髪型なんてどんなんやったかなんてみんな覚えてないよ」ってことです。

こうして皆さんと知り合ってからの僕はスキンヘッドなんで、そんなに気にすることはないと思うんですね。

最初は心配になるかもしれないけど、スキンヘッドにしたら不安に思っていたものとは違うよみたいな感じのことをよく言います。

正直僕らの年齢になると同世代はもう薄い人ばっかり。

スキンヘッドにしたら格好良いのにという人もいて、そういう人には時々言ってるんですけど、頑なにやらない人はやらない(笑)

「見た目一緒やん」って思うんですよね。

高山 吉田さんの年齢になると、整えるとかじゃない人も多い気がしますね。

吉田 その人にはその人の考えがあるから「全部剃っちゃいなさい」なんて言えないけど、見た目を変に気にしている方がストレスが溜まるなら、一旦スキンヘッドにしてみてみんなの反応を見れば?と言ったことがあります。

でも、実際にやってくれた人はいないですね(笑)

きよし 僕は「あんまり気にしなくていいんじゃないかな」と答えますね。

『NOHAIRS』の皆さんと知り合って、スキンヘッドに全く違和感がなくなりました。

「ハゲは個性」と考えていいんじゃないかと僕は言ってます。

どうせ60代70代になったら遅かれ早かれたぶん薄くなってくるので気にする必要はないし、個性として受け入れることが一番大事なんじゃないかなと思っています。

三木 その人が何を求めているかによって変わりますね。

僕に相談しにきた時点で、かなり坊主かスキンヘッドに興味を持っていると思うので、スキンヘッドの良さとか、意外と手間がかかるよとかざっくり話します。

相手が毛を生やしたいのなら、こういう選択肢があるとか、予算はこのくらいとか、気をつけることについては僕の経験をアドバイスできますね。

 

髪は生えてくるけど副作用にも注意!俺たちのAGA治療体験

高山 三木さんは一通りの薄毛対策をされたんですよね?

三木 そうですね。

隠すのも短髪にするのも、育毛もAGAもやったし、植毛も興味があってやりました。やれることはやったけど、それぞれの「壁」にも大体ぶち当たりました。

AGAは若いときはめちゃくちゃ効きますね。

僕の場合はかなりフサフサに生えました。

ただし副作用かはわからないけど、頭だけじゃなくて他の体毛も濃くなりました。

もう1つは費用の壁。お金はもちろんかかりますね。

僕は最初は医者に行って薬を処方してもらいましたが、それ以降は個人輸入で費用を抑えていました。

薬は飲めば飲むほど効くし、ネットで調べて「このくらいまでなら飲んでも大丈夫」と思った限界量を服用していたら、健康診断で「肝臓の値が異常です」と言われてしまったんです。

そこで再度ちゃんとしたAGAの医者に行って正直に話したところ、「自己責任で薬を飲むのはいいけど、たまに肝臓の数値とかをモニタリングしましょう」と言われました。

さらに調べると、日本の情報よりも詳しいアメリカのサイトによると、体格などによって服用の限界値が異なることがわかりました。

輸入した薬が日本人に合うかどうかという壁もありますね。

大向:僕も一時期、個人輸入でAGA治療薬を個人輸入していましたが、元々毛深かったのが、薬を飲み始めてからは1.5倍くらいの濃さになってしまったんです。

そうなってくると髪は生えても、体毛が濃くなったことがコンプレックスになってしまったので、薬は僕には合わないと思い、最終的にスキンヘッドの道に行きました。

三木 僕は薬で体毛が濃くなったときに脱毛してました。

毛を生やしたいのか、なくしたいのか、なんだかわかんない(笑)

大向 僕も脱毛を考えるレベルになっちゃったんで「これはやばいなあ」と思って止めちゃいました。

小俣 僕はSNSでも「AGA治療をするとこんな感じだよ」ってツイートしてます。そのせいか結構相談が来るんです。

同級生や会社の上司からも「どうなの?」と相談が来るので僕の経験をお話しして、本人が決めるための判断材料を渡しています。

三木さんと大向さんがおっしゃったようにAGA治療はお金がかかるし、体毛は濃くなるし、性欲がなくなるしといった副作用もあるので、そういうことを伝えつつ、その人が幸せになる選択をしてくればいいんじゃないかと思っています。

高山 AGA治療には終わりがないと思いますが、ゴールがないことを最初から覚悟した上で治療をされているのでしょうか?

小俣 しばらくは治療で良くなったこの状態を維持し続けられればいいのかと思っています。

 

やった人だからこそわかる!植毛・育毛の世界観

高山 三木さんは植毛も体験されていますよね。植毛はどうでしたか?

三木 植毛した毛の寿命が意外と短いという落とし穴がありました。

本当にきれいにツルッとハゲ切った人が植毛をすればわりと持つんですけど、僕のは頭にフィルムを貼るタイプだったんですよ。

だから下から弱い力でも毛が生えてくるとフィルムが剥がれてしまうんですね。

針を使った植毛は費用がかかりますし、地肌に直接に植えるものは痛みもあります。

そんな自分の経験を話して、その上で相手がしたいことを聞いたり、相談に乗ったりしたいと思っています。

高山 カウンセラーですね!

三木さんは植毛をやめると同時に薄毛対策もやめたんですよね。

三木 AGAや植毛を一通りやって満足しましたし、考え方も変わりました。

育毛サロンに行くと、お金もかかるけど結構生えてくるんです。

さらに受付のお姉さんたちがめちゃくちゃ綺麗だったんです。行くたびに相当ちやほやしてくれるんですよ。

「お待ちしておりました!」とか「生えてきましたね!」って。

通ううちに「もしかしてこれは違う楽しさを商売にしてるんじゃねえかな」と思って(笑)

受付のお姉さんのことも含めた植毛・育毛の世界観がわかってきたから、それじゃあ髪を短くしたり、スキンヘッドにしてみようかなと思いはじめました。

それと、髪がある限りは「今日はすごい整ってるな」とか「生えた・生えない」とか一喜一憂することが僕にとっては無益だったので、最終的に髪がない方がいいと思って短くしました。

5mmの短髪から始めて、2ヶ月前にスキンヘッドにしました。

大向 僕の知り合いでパチパチ止めるタイプの育毛をやった人もいたし、植毛をした人もいました。

それぞれメンテナンス方法や手間ひまがどれぐらいかかるかが違うので、そんな情報は教えてあげたいですね。

スキンヘッド、実際に剃ってみたときはどうだった?

大向 サラリーマン時代はスキンヘッドにするのに勇気が要って、がんばっても5mmくらいの坊主でした。

スキンヘッドにすることに悩む人ってサラリーマンとか、営業をやってる人なんじゃないかな。

業界によってもそれぞれですよね。

僕はIT系だったのでそこまで厳しくなかったですが、堅い職場だと嫌がられるみたいなのはある。

スキンヘッドで飛び込み営業に行ったら「すごい怖い人がきた」みたいになるので自分の成績にも影響するかもしれないし。

内勤だったらあまり気にしなくてもいいとは思いますけど。

小俣 ちなみに自分は不動産の営業なので、今後もし皆さんのようにスキンヘッドにするとなったら、受け入れてもらえるかどうなのかなとは思います。

高山 浜松町にある不動産会社の社長はスキンヘッドですよ。既に確実にお一人はいらっしゃいます。

大向 営業相手が女性だったらびっくりしちゃうかもしれないですね。

小俣 そうなんですよね。だからなかなか飛び込めないというのはあります。

でもずっとAGA治療をしつづけるわけにもいかないと思うので、この辺でいいかなというところでやめようとは思っています。

そうなったときには、もしかしたらそちらの世界に入らせていただくかもしれません。

水野 僕は、薄毛は隠せば隠すほどみっともないような気がするんですね。

下手に隠すよりもこざっぱりと、最初は5mmぐらいでもいいから刈ってみるとか。

自分はスキンヘッド歴はまだ3か月くらい。

今、スキンヘッドをしている皆さんは、それをするスイッチがどこかにあったと思うんですけど、慌てずに、自分のやりたいときにやればいいと思います。

若い人はスキンヘッドに抵抗があって当然だと思うので。

でもヘアスタイルの一つとしてスキンヘッドは格好良いはず。

若い人もスキンヘッドをしている格好良い人を見つけてほしいですね。

大向 どの道を行くにしても、オープンにするのがいちばんいい気がします。カツラの人が「カツラ被ってます」ってカミングアウトしたらネタにできる。そういう人の方が格好良いですよね。

 

座談会は後編へと続きます。
『薄毛を受け入れたら、変わったこと。人生を楽しんで生きるために、僕たちが出した結論とは?』
(3月5日公開予定)

 

文:青野まみこ / 編集構成:東ゆか

 

 

 

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