
モテる男!ミュージシャン・モト冬樹
みなさんこんにちは。
スキンヘッド歴16年の太田政晴です。
バリカンの坊主を経てスキンヘッドになってから、現在は週に2回、年間で100回頭を剃っています。
今回もスキンヘッドのプロと言っても過言ではない私が、スキンヘッドの有名人の自叙伝のレビューをしていきます。
その有名人は、ミュージシャンのモト冬樹さん。
書籍のタイトルは『おひとりさまの素』(ゴマブックス株式会社)

ものまね四天王の一人として、ときには俳優やミュージシャンとして有名なモト冬樹さんですが、実はモテ男として有名なのだそうです。
今回は、モテるテクニックや、芸能界で40年以上も活躍し続ける秘訣などを中心に紹介したいと思います。
モト冬樹さんの経歴
本名:武東 裕男(むとうひろお)
生年月日:1951年5月5日生(69歳
※2021年2月現在
出身地:東京都豊島区
所属事務所:株式会社デューズ
職業:タレント、ギタリスト、歌手、俳優、声優
モト冬樹式モテるテクニック&マナー

本書には『テクニック&マナー10か条』が書かれていますが、今回はその中でも特に印象に残った項目を紹介したいと思います。
あくまで『男性が女性にモテる』という視点で書いていますので、ご了承ください。
人とのいい距離感を常に心がける
「男と女の関係もそうだけど、人が人と付き合う上で大事なのは、『距離感』だと思うわけ。自慢じゃないけど、俺は人との距離感をつかむのが得意」
(本書・P.71より引用)
芸能界の中でも交際範囲が広いと言われるモト冬樹さんですが、その理由は『距離感』にあります。
男女の関係でいえば、相手の女性が既婚者の場合には2人きりで会わないとか、グループで飲み会をするとか、最低限のマナーを守ることです。
良い距離感でいるとお互いがそれ以上踏み込まないので、長く関係が続くそうです。
例えば、相手の両親や兄弟の悩みまでを聞いてしまうと少し踏み込み過ぎだとモト冬樹さんは考えているそうです。
なのでそもそも話題を振らないようにするか、悩みを話してきても相槌だけで済ます程度にすると、良い距離感を保てるそうです。
会う頻度によって距離が縮まっているのもありますが、僕の場合は週1が信頼している人で、月1はグループの付き合いなので距離を保っている人、年1は以前住んでいたときに信頼している人で、今は物理的に会えない人です。
このような人たちとは、会う頻度は低くてもよく距離感が保たれ長い付き合いになっています。
モト冬樹さんが言う通り、相手のより深いところに踏み込んで関係がこじれるなら、踏み込まないことで、より長く良い関係が続けられるということなのだと思います。
それは確かに、僕自身の経験を振り返っても、確かにそのとおりかもしれないと思いました。
自分の本質を見極める
「ホントに俺はコイツのことが好きなのかなって見極めることなんだけど、そのためには冷静でなくちゃいけない」
(本書・P.88より引用)
女性は相手のどこが良くて付き合っているのか、結婚したいのかを理解することが重要だと言っています。
自分の長所と短所を見極める
「これって結構むずかしいよ。自分が長所だと思っているところが他人から見たら短所だったりして」
(本書・P.102より引用)
自分の長所と短所についてスラスラと言える人は少ないと思います。
更に、他人からの評価が自分の評価と一致しないこともあります。
モト冬樹さんは誰とでも気軽に話せるという長所がありますが、それが八方美人になってしまうこともあるそうです。
自分の長所と短所を客観的に理解するためには、他人からの意見を素直に聞くのも大事だと言っています。
そうすれば、自分は誰とでも話せるのか1人とじっくり話せるのかによって、どんな女性が合うのかわかります。
僕はモトさんと同じく、誰とでも話せるところが長所でしたが、他人から八方美人と指摘を受けました。
今までは同じタイプの女性と付き合ってきましたが、今後は1人の人とじっくり話すようなタイプの女性と付き合いたいと思いました。
芸能界を生きのびる魔法の言葉

モト冬樹さんは『まぁ、いっか!』という言葉が好きです。
芸能界は特に、努力しても報われなかったり、理不尽な思いをしますが、自分自身を納得させるために使うそうです。
「すべては自分を守るためだね。特に俺の場合は。人間って、自分が気持ちいいなと思うことを主軸に生きたほうがいいと思うんだ」
(本書・P.131より引用)
やるだけのことをやった結果ダメなら『まぁ、いっか!』と思うしかありません。
過去にとらわれず、未来におびえず、次に行こうと思うためのポジティブな言葉です。
「だけど人間、1個のことだけ、ずっとやってればなんとかなるんだなってマジで思うよ」
(本書・P.132より引用)
モト冬樹さんが学生時代からのバンド活動を経て、今でもミュージシャンとして活躍しているのは、音楽が好きでやめなかったからです。
バンド仲間は「将来音楽では食べていけない」と考えてやめていきましたが、モト冬樹さんはお金がなくてもやり続けました。
本人の努力や運もありますが、結果的に現在もミュージシャンとして活躍しています。
僕も派遣のエンジニアとして25年経ちますが、どの会社に行ってもエンジニアという職種を変えずにやり続けた結果、今があると思っています。
「目標なんかたてたって、その通りにいった試しがないんだよ。なのに、みんな目標好き」
(本書・P.133より引用)
モト冬樹さんの父親は医者で、後を継がせたかったそうですが、小学生時代にギターにはまり、それを通じて知り合ったグッチ裕三さんに出会ったことで音楽の道に進んで行くことになります。
しかし、特に目標は立てていませんでした。
高校時代に兄から「一緒にバンドやろうぜ」と誘われたことがきっかけで音楽を始めましたが、ただ漠然とミュージシャンになれたらいいなと思っていただけでした。
好きなことを一途に続けていった結果、自然とそれが仕事になった例です。
目標を立てることはいいことですが、何よりも自分が好きかどうか、好きだから続けたいという思いで活動し続けた結果だと思います。
風水で毛が生える!?

以前、モト冬樹さんが、風水の番組に出たときに、占い師の方に部屋の間取りとベッドの位置を伝えたら、「これじゃあ毛が生えませんね」と言われたそうです。
モト冬樹さんは引越しするときにだけ占いを使い方角と時期を決めるそうで、遊び感覚で占ってもらっているそうです。
そんなモト冬樹さんからすると、人生を左右するほど占いにはまるのはヤバいそうです。
風水で毛が生える、生えないということは、そもそも当たりませんし、遊びの感覚で受け流せますが、自分が弱っているときは心理的ダメージを受けるので、気をつけた方がいいということだそうです
スキンヘッドのプロの僕はこう思った
今回、モト冬樹さんがどのようなことを心がけているのかよくした。
なかでも『まぁ、いっか!』という言葉がモト冬樹さんの全てを表していると思いました。
芸能界に限らず、何があってもとりあえず前進することが大事です。
この言葉で、理不尽な目に遭っても自分自身を納得させて前へ進んできたのだと思いました。
また、モテるテクニックでも言っていたように、人との距離感が絶妙に上手い人なのだと感じました。
男女に限らず長く関係を続けていくためには、深く踏み込まないことが重要だと納得しました。
僕は過去に人との距離感で何度か失敗していますが、それも経験してみて初めてわかったことなので悪いことだとは思いません。
本書には具体的には書かれていませんが、モト冬樹さんも若い頃に距離感で失敗した経験があり、その経験に基づいた「距離感論」だということでした。
皆さんも人生を楽しく生きるためのヒントにしてみください。