
リレーコラム『壁と向き合う』第5弾|乗り越えなくてもいい!?AGA治療までしたからこそ見えた『ハゲ』という壁との向き合い方
こんにちはNOHAIRSライターの321です。
世に中には色んな悩みがあります。
対人関係の悩み、自分のカラダに関する悩み、仕事に関する悩みと人によって悩みは十人十色です。そんな中、私がぶつかった壁は『ハゲ』という壁です。
私の家はハゲ家系で、私自身20代の頃からずっとハゲに悩んできました。30代になってようやく自分の中で踏ん切りがついてハゲを気にしなくなりました。
自分の中では「ハゲ」という壁を乗り越えたのかなと思っています。今回は自分のハゲライフを振り返る意味も込めて、私がどのようにして『ハゲ』という壁と向かい合ってきたのか振り返ります。
雨と風の日が大嫌いだった大学時代

今でこそ、頭を丸めてハゲを押し出していますが、20代の私はハゲを隠すことに必死で生きてきました。
大学時代はハゲが目立たないようにヘアセットで隠す毎日でした。
なるべく目立たぬよう、普通の大学生に見えるよう、時間をかけて作ったいわばアートのようなヘアスタイル。
そんな苦労を一瞬で台無しにする雨と風の日が大嫌いでした。
特に風の強い日はヘアスタイルが崩れてハゲであることがバレないように、常に下を向いて歩いていた記憶があります。
正直、ハゲ家系なのでいつかは自分もハゲてしまう覚悟はしていました。
しかし、青春真っ只中の大学時代に髪の後退が始まるのはあまりにも残酷すぎて、当時の私は上手く受け入れることができませんでした。
「まだ大丈夫。ちょっとおでこが広いだけだから」と自分に必死に言い聞かせ、自分を安心させるために藁にもすがる思いでバイト代を育毛シャンプーにつぎ込んでいました。
しかしそんな努力は虚しくだんだんと髪の後退は進み、友人たちからも「あれ?ちょっと薄くない?」と言われることもありました。
最初は頑なに否定していましたが、抵抗虚しく卒業の頃にはすっかりハゲキャラとして認定されていました。
初めて会った人の目線が辛かった社会人時代

就職して営業マンになった私は朝から晩まで色んな会社を訪問していました。
仕事自体もキツくて大変でしたが、それよりも初めて会った人の目線がまずアタマにいくことの方が辛かったです。
おそらく、向こうは気付いてないと思っているのかもしれませんが「あ、この人今、俺のアタマ見たな」ってめちゃくちゃ分かります。
人によってはアタマを見ながら「若いのに苦労されてるんですね・・・」という憐れみに満ちた一言をかけられたりと身体的にも精神的にも辛い時期だったなと思います。
このときの私の気持ちを誤解を恐れずに素直にいうと「病気でカラダが不自由な人を笑い者にするのはNGなのに、なんでハゲはOKなんだろう?」ということです。
ハゲもAGA(男性型脱毛症)という病気なのに、なんの遠慮もなしにイジってくるのです。
なんとかしたくてAGA治療をスタートしたのもこの頃からです。
なんとかしたくて足掻くも治療の効果は見られず
私が行ったAGA治療は飲み薬を服用するタイプでした。AGA治療に加えて育毛シャンプーを使ったり、髪に良いとされている物を食べたりと様々な手段を使って足掻きました。
こうした努力のおかげで一定の効果は出ました。
私はつむじとM字タイプのハゲなのですが、つむじの方は頭皮が見えなくなるぐらいにしっかり生えてきましたし、M字ハゲも産毛が生えてきました。
しかし、進行するハゲを完全に止めることはできませんでした。
年齢も30歳に近づいたある日「どうせ年齢と共にハゲていくんだから、このまま治療を続けても、お金と時間の無駄だな」と思えてきて、今まで燃えに燃えていたハゲと戦いの炎が一気に消えていきました。
手を尽くした結果、潔くNOHAIRに

長きに渡るハゲとの戦いの歴史を振り返って、自分の中で「やるだけのことはやったな」という達成感を感じながら、バリカンを手にとり潔くスキンヘッドにしました。
いきなり、アタマを丸めたことで、周りからはびっくりされたり、さらにハゲたと言われたりもしましたが、不思議と以前のように腹が立つことはありませんでした。
自分の中で納得いくまで足掻いての結果なので、これが新しい自分なんだとすんなり受け入れられたのだと思います。
ちょっとでもやり残したことがあれば「あのとき、あれをやっていればな〜」と後悔が残り、ハゲを受け入れることはできなかったと思います。
壁は乗り越えるだけじゃない、抜け穴があれがくぐればいい。

壁と聞くと「乗り越えなきゃ!」という気持ちになりますが、大切なのは壁という悩みの向こう側に行くことなので、抜け穴があれば迷わずくぐればいいんです。
私の場合はAGA治療をしてハゲないように正面から壁を乗り越えようとしましたが、あえなく失敗してしまいました。
しかしスキンヘッドにした結果、ハゲが全然気にならなくなりました。
これはあくまで私の場合なので、一人ひとりに合った向き合い方が必ずあると思っています。
例えば、ハゲをイジられる環境から離れてみるというのも全然ありです。
こういう風に書くと逃げてるように思うかもしれませんが、別に恥ずかしいことではないと思っています。
「ハゲ」という壁との向き合い方は人それぞれです。
今いる環境を変えるという点で、私のオススメは海外へ行ってみることです。
現に、私はセブ島でしばらく仕事をしていますが、ハゲをイジられたことはありません。
日本ではテレビのバラエティ番組の影響が強く、ハゲはイジっても良いという空気がありますが、海外では身体的な特徴をバカにするのはNGなのです。
ハゲてようが太っていようがその人の個性として受け入れられるので、海外では誰もハゲに関することをイジってきません。
『ハゲ』という壁との向き合い方は人それぞれです。
乗り越えようと頑張るのもいいし、無理して壁を正面から乗り越えなくてもいいんです。
ハゲは病気であって、自らが選んでなったものではなのですから。