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未経験から人気の飲食店を生み出す中で起きた、 円形脱毛症。

今回は、予約をしないと味わえない人気のイタリアン、BAMBA-Rのオーナー、番場朋恒さん。


飲食未経験から現在は都内に4店舗を展開し、5店舗目も出店予定というほどの好調さ。
食事に行ったら早い時間にも関わらず満席で賑わっている。


そんな彼もまた、NOHAIRSである。
今回は番場さんに好調の秘密と髪の変遷について伺った。

 

—なぜNOHAIRSに参加しようと思いましたか?


取材を受けたのは紹介してくれた人が以前から仲良くて、いいかなあと。
ちょっとNOHAIRSのサイトを見させてもらった時に面白いなと思いました。

僕はNOHAIRではなくHAIRありますけどね、ギリギリ(笑)
できるだけ短く刈ってきました。

—髪を刈るようになったきっかけはなんでしたか?


6年前くらいに2、3ヶ所円形脱毛症になっちゃったから剃り始めたんです。

自分ではそこまでストレスを気にしていなかったつもりだけど、ひどかったんですよ。
ぼっこーんと大きく抜けちゃってね。




お店を始めた時にトラブルがあって、その時すごいストレスがかかって。トラブルがようやく落ち着いたと思ったら3ヶ月後に円形脱毛症になっちゃったんですね。

今は毛が戻ってきたけど、円形脱毛症は治っても完全ではなく、80%くらいしか戻らないらしいです。
髪が長くなると跡がわかりますね。

当時は眉毛も片方だけ全部なくなっちゃって。

これはもう髪の毛は剃るしかないなと剃ってたんだけど、眉毛は残った方を剃るわけにもいかないから病院に行ってステロイド打って、落ち着いてきました。

円形脱毛症は、原因ははっきりしていないけど免疫の異常からなるんだそうです。免疫の異常で自分の毛根を攻撃しちゃうんだそうです。

その免疫の動きをステロイドで止める。そうすると治る。
でもステロイドは相当強い薬だからあまり使えないんですよね。


4年前くらいにやっと落ち着きましたね。
これは1回なると癖になっちゃうらしいんですよ。

今も襟足に残っているけどまあ後ろならいいかなと。





だからハゲてどうしようと悩んだというよりも他に方法がないなとツルツルに剃って、髪の毛がちょっと戻ってきた段階で坊主にするかなと。

元々野球をやっていて坊主の経験もありましたしね。


—飲食店を始めようと思ったきっかけは?


元々料理人ではなく、20代はサラリーマンでした。

実家は八百屋で自営業だったのでサラリーマンに憧れがあって6年間やったけど、合わなかったですね。
他人の言うことをきくのが嫌なんです(笑)

そんなサラリーマン時代、酒の卸の営業をしていた時に飲食の人との関わりが多かったんですね。

そこで出会った人が自分とたった1つしか歳が変わらないのに、西麻布で予約の取れないレストランををやっていたんです。
それがとっても悔しくて、自分とその人となんでこんなに違うんだと思って、自分も自分の足で立って生きていきたいと思いました。

自分にもできる、という根拠のない自信がなぜかあって30歳になると同時に飲食業へ突入しました。

その時にサラリーマンを辞めて、バイトでキッチンからスタートして1年半、その後社員でホールを始めてといった感じです。

完全実力主義の飲食企業でしたが、その結果すごく学びがあった。

1人でやることには限界もあって、1人じゃ何もできないということに気づきましたね。つまり面白い仲間と仕事ができるのが本当に楽しいですね。

今は都内に4店舗。全部イタリアンバルです。5店舗目にピッツェリアを出すことも決めています。

飲食は美味しいことがスタートです。

元々飲食のスタートはアジアン業態でした。
今でこそ一般的だけどアジア料理は毎日食べないから難しいと思って、よりポピュラーなイタリアン業態を選びました。それなら1週間に2回食べても飽きない人がたくさんいる。

—未経験から人気店を生み出せる、その理由はなんですか?



うまくいってるのは自分で言うのもあれだけど、人に好かれる性格だからじゃないですかね。

いろんな要素でこの人の言うこと聞こうとか、この人に喜んでもらおうとか、この人のために頑張ろうと思ってもらえたら勝ちなんで、それが僕の場合、ただ単に性格を見てもらっている。

例えば、数学が嫌いだけど数学の先生が好きだから頑張ろうと思ったり、反対に数学は得意でできるけど先生が嫌いだからやる気ないと思ったりすることあると思う。仕事にもそのまま当てはまると思うんですよね。

仕事は一緒に頑張ろうと思ってもらえるような自分でいること、そういうふうな努力や勉強はしないといけないですよね。

いつも、自分がもしその人の立場だったら、と考えるんですけど、僕はストイックじゃない感じの人にあまりついていきたくないし、いろんな意味で自分よりも能力が上だなとか、ちょっとでも尊敬できるようなところ、この人も勉強しているなとか、頑張っているな、言っていること正しいなと言うのがないとやっぱり言うこと聞きたくないですよね。



キャップ:7UNION

 

—好かれる人であるために見た目で意識していることはありますか?



服装のこだわりはあまりないけど、帽子はこれ可愛いなと思うものを選んでいます。
ただ、背があまり高くないので今はダボっとしたものというよりはぴったり目のものを選んでいます。

ファッションよりも意識しているのは健康維持ですね。
運動はしていますよ、もちろん。

我々は定年がないからね、できるだけ健康でいつまでも仕事できるように。

5年くらい前に、筋肉から体が若返るホルモンが出てることが科学的に証明されたんですよ。                               
筋肉は発熱器官だから体温も上がるし。

こんな会話をすること自体はもうおっさんですよね。

「元気があればなんでもできる」ってアントニオ猪木の言ってること本当にそうだ!って、今になって思います。

あれは真実ですね。

運動をすることにマイナス面はないですしね。健康維持は絶対大事。
それだけいつまでも仕事をしたいと思っています。


—仕事をし続けたいと思うんですね。



全ての中心は仕事ですからね。
仕事のことを考えてたりしている時が一番面白いですね。

僕たちは真新しいことをバンバンやるというよりは、やろうとしていることの目標設定が高いから、そこにどうやって現状を近づけていくか、どうやったらできるのかということを日々考えています。


雇われでやっていた時もいまもそうですが、やっぱり全ての結果が数字として出てくるから面白い。
今は4つ店があって、調子がいい時とあんまりよくない時のその原因を考えたりしてますね。                   


—仕事のこだわりはありますか?



飲食業はお客様喜ばせ業であることですかね。
自分のやったことがダイレクトに目の前に返ってくることが最高の醍醐味だと思います。

だからうちは全部フルオープンキッチンなんです。

サラリーマン時代や飲食企業に勤めていた時も含めて、仕事として一番嬉しかった経験を今でも覚えています。

30歳で初めて飲食の世界に時給850円くらいのバイトで入って、未経験だし手際が悪かったりして20歳くらいのやつに毎日ボコボコに言われるんですよ。
1年くらいしてやっと料理作れるようになって、お客さんにチャーハンを出したら、どうですか?って聞いてないのにパクパクって食べて「おいしい!」って言ってくれた。

あの衝撃はもう忘れられないです。目の前のお客さんに認めらたことが嬉しかった。




今は経営者になって色々やってますけど、あの苦労して心折れかけながら慣れない仕事を続けて言われたあの言葉に勝るものはないです。

だから自分が店を作るときは、フルオープンキッチンで料理人が料理やっててよかったと思う瞬間をつくりたい。

料理人が活き活きしている店がいいですよ。その感じが料理とサービスをさらに良いものにする。

料理人が作って「食べてってねー!」というような、理想としては学食のおばちゃんみたいな。
「元気ないねあんた。大盛りにしといたから食べていきな!」という空気感のある、
そういうお店がやりたいんですよ。

だからうちはヘビーなリピーターが多いですね。
それぞれのスタッフのファンも多いし。

僕なんかは、お客さんが平気で円形ハゲを触ってきたりする感じでしたね(笑)

         

—仕事が楽しい。
そう明るく笑う番場さんに着いていきたくなる気持ちが彼と少し話しただけでもわかる。

円形脱毛症になった時、いじられたのも彼の人柄を表しているのではないのだろうか。
仕事の熱量を聞き、こちらも胸が熱くなった。


そんな番場さんがつくったバンバールに行けば、きっと元気がもらえる。
ぜひ一度足を運んでほしい。

 

店舗情報

イタリアンバル BAMBA-R
御徒町店/上野店/浅草橋店/秋葉原店

 


モデル: 番場朋恒 バンバールオーナー/ カメラマン: しもちゃん/ インタビュアー:南はるな 

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