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薄毛男性のリアル-自信を持つということー

前回までは薄毛で辛かった高校生活、そこから少しずつ自分を見つめ直した大学生活をお送りした。

 

大学生になり少しずつポジティブになっていった私だったが、まだまだ薄毛は気にしていた。

 

社会人となっても、薄毛隠しの髪を触る仕草などの癖は続いていたが、上司でもある薄毛師匠の一言で大きく意識が変わることになる。

 

薄毛師匠にたくさんのことを教わっている社会人生活をお送りしよう。

 

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社会人になり薄毛仲間や師匠に勇気づけられる

 

薄毛で悩み辛かった学生時代を終え、私は社会人の一員となった。

 

社会人となり社会人としての責任や心構えを学んでいく中、薄毛に対しての意識も変わり始めた。

 

それは当然ながら職場に様々な人がおり、私と同じように若いうちから薄毛で悩んでいる方や、年齢による薄毛の方が多いためである。

 

社会人として最低限の清潔感があれば、薄毛でからかわれたり、注意されることは無い。

 

飲み会の席や、プライベートなどでは薄毛について多少は言われることはあったが、学生のような悪ふざけではなく、同情してくれるようなことが多かった。

 

みんなどうせ年齢で薄くなっていくのだから気にするなという上司の言葉にはとても勇気づけられた。私にとって、とても心地よくありがたい環境であった。

 

 

無意識の薄毛隠し

 

しかし、それでも周りが思っている以上に私は薄毛を気にしていた。

 

学生時代同様、髪型を気にして髪を触り、頭頂部を見られないように誰かを後ろに居させないようにしていた。

 

学生時代からずっと気にしていたため、癖になっていたのだ。

 

自分の中では、この癖は少なくなったとは思っていたが、同僚から見れば違和感で仕方がなかったのであろう。

 

学生であれば、好印象では無いものの、髪型を気にして髪を触ることはごく自然な行動である。周りからも注意されることも少ないだろう。

 

しかし、社会人となって髪を触るのはどうだろう。仕事で悩んで頭を抱えるのとは違う。

 

仕事中、先輩上司と話をしている時、お客さんと話している時、髪を触りながら話すのは失礼極まりないことは容易に想像ができる。

 

それは分かっていたつもりだが、癖になっていた私は無意識に髪を触っていた。今となって周りと話すと、『私は常に髪を触っているイメージ』と言われるほどであった。

 

 

 

自分が思っている程周りは気にしていないことに気付き始める

 

社会人は常に身だしなみを整え清潔感が無ければならない。まして営業マンであれば清潔感は更に大切なことである。

 

仕事ができる営業マンを想像して欲しい。

 

清潔感があり、髪型はビシッと決まっているはずだ。

清潔感のある人は、髪型も当然ながら綺麗に整っている。

 

私は前述の通り、薄毛隠しで髪を触るのが癖になっていた。それは私の中では清潔感を保つことでもあると思っていた。

 

しかしある時、教育係で面倒を見てくれていた上司から意識を変える一言を言われた。

 

「髪の毛を触るな、汚らしく見えるぞ」

 

髪の毛を触り、常に整えることで清潔感を保てると思っていた私にとって衝撃の一言であった。

 

人前で髪の毛を触ることは、礼儀が悪い上、汚しいイメージを相手に与えるのだ。当たり前だと思うかもしれないが、薄毛の私にとって天地がひっくりかえるような衝撃だったのだ。

 

トイレや個室などで髪を整えるのは身だしなみを整えるのには必要である。

 

しかし、人前で髪の毛を触るということは、触っている本人が思う以上に汚らしく見える。好印象なことは何一つ無いだろう。

 

女性が髪をかきあげる仕草を好きだという男性はいるが、男性が髪を触る仕草が好きな人は聞いたことがない。

 

さらに髪を触ることは、薄毛であることをアピールしているようなものなのだ。

 

薄毛を隠しているつもりでも、人前で触れば他人も気にするようになってしまう。

 

周りは自分が思っている程気にしていない。自分が気にすれば気にするほど、相手も気にするようになるのだ。

 

そして、逆に周りは気付いていないと思っている自分の行動や癖は、周りは気付いている。他人の癖には気付きやすく、自分の癖は気付かない典型であると思う。

 

これに気付けた私は、薄毛の殻を破れた気がした。

 

 

 

自信を持つ

 

私の教育係であったこの上司は30代で坊主頭だった。

 

彼は若い頃から髪が薄く20代後半で坊主にしたと言っていた。

 

私と同じような髪質だったらしく、私が入社した頃から他人とは思えず親しくしてくれていたそうだ。

 

彼は仕事ができて営業成績も常に上位にいる。

 

最初の印象は坊主頭で怖いイメージであったが、常に堂々としており、若手教育熱心で、仕事に対しとても熱意を持っている姿から、今では憧れのカッコイイ上司だ。

 

このデキる上司に仕事の教育してもらう中で、私生活や薄毛事情についてもたくさん話すようになった。

 

彼が薄毛で悩んでいた頃の学生時代や新社会人時代から、薄毛の悩みを吹っ切るまでの話を聞きながら、いつの間にか彼は私の上司であり薄毛師匠となっていた。

 

そしてもう一つこの薄毛師匠は重要なことを教えてくれた。

 

『自信を持つ』

 

ということだ。どんなに背伸びしたって、『他の人間』にはなれない。逆にどんなにイケメンでもどんなに金持ちの人間でも、決して『自分』にはなれない。

 

たくさんの中の一人ではない。『自分』は世界に一人しかいないのだ。

 

少し話が大きくなってしまったが、自信を持っている人は胸を張り、顔を上げ、常に堂々としている。

 

自信を持てれば自分の気持ちが変わることはもちろん、他人からの見え方も大きく変わる。

 

薄毛で自信が無さそうに髪を触り薄毛を隠していた自分は、なんて狭い世界に生きていたのだろうと思うようになった。

 

自信を持つことは難しいと言う人もいるが、自分の容姿や全てに自信を持つことではない。私も自分のすべてに自信は持てないし、持てている人は少ないだろう。

 

誰も自分にはなれないという『オンリーワンの自信』を持って欲しいのだ。

 

自分の中で一つでも大きな自信を持てれば、少しずつ自信が増えていくはずだ。

 

このたった一つの自信を持てるようになった私は人生が楽しく、世界が広く思えるようになった。

 

 

 

 

次回

 

高校生から数々の失敗を重ねてきた私がオススメする薄毛対策を紹介しよう

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