
思いを行動に移す時がきた、踏み出したNOHAIRSへの取材
インスタグラムから撮影してほしいと連絡をくれた男性がいた。
彼の名は宮本清人さん。
その想いの裏には、今までの控えめな自分との決別と考えを行動に移すという決意があった。
今後ハゲに似合うファッションを提唱する記事を担当する彼はどんな人なのだろうか?
—どんなお仕事をされていますか?
25歳くらいから20年間、新聞社の営業をしています。
人に喜んでもらうのが基本的に好きなので、仕事の中でその面白さを知って今の仕事を続けてきました。
元々はテレビの裏方をやりたくて、そういう専門の学校にも行っていたんです。
今の仕事はそういうところとは違う仕事だったので最初は全然やりがいを感じなかったですね。
仕事で大切にしていることは、商品をいらないと言われたお客さんに対しても、『ああいう感じの人が売っている商品なんだ』っていう印象を必ず残すことですね。
断られると感情が出ちゃうんで難しいし、最初は断られる時顔にも出ていたかもしれないけど、やっぱりそれはしょうがないことだと思っています。
それでも初めましてと来る顔がどこかでいい印象で残っていたら考えは変わる可能性もあるかなと。
変わらずとも、業界のイメージにはなりますからね。
今後は、こういう見た目もそうですけど、悩んでいる人を元気付けられるような仕事をしていけたらいいなと思っています。

参加しているハゲ会とか、NOHAIRSに出会って考えていたことを行動に移すべきだなと思いました。
僕自身も勇気をもらっています。
自分でも良くわかっているけど、表に出るタイプではなかったんです。
でも、周りからは逆に活発に見られがちで、そのギャップが苦しかったんです。
なんでもできるんでしょって見られる。本当はできないし、そこで葛藤しているんですけど理解してくれる人もいなくて。
だけど今は見た目通り表に出ていくように行動したいですね。
—いつからNOHAIRSですか?
27歳くらいからですね。
わかりやすく薄くなり始めたのがそれくらい。
それまでは髪の毛をいじってることが多く、金髪にしていたのでわからなかったけど黒髪に戻したそのタイミングで少ないなと気付きました。
親父もおじいちゃんもハゲているので覚悟はしていたし、そんなに髪の毛に固執していたわけではないので、結構さっぱりいったと思います。
サクセスとかの育毛トニックは使ったけど、それ以外はお金の無駄だなと思っていたので本格的な育毛には手を出したことはなかったです。
薄くなったらいっちゃおうかなと決めていました。
今に至るまでの段階として、しばらくは市販のバリカンのアタッチメントをつけない1番短いバージョンで1ミリないくらいにしていました。
ただ、1ミリ残している状態の時に、周りの人に「正直全部剃っちゃっても変わらないんじゃない?」と言われて、それならやってみようと全部剃りました。
たったの1ミリですけど全然違うんですよね。
ヒゲと同じで、ちょこっと生えているのと全くないのではやっぱり感覚が違う。
今では少しでも毛があると、「周りの人にも不快感与えているんじゃないか」とか思って気持ち悪く感じるようになりました。
—清潔感を保つためにこだわっていることはありますか?
営業職が長いこともあって、以前から清潔感を保つことは気を遣うようにしていました。
今は頭を剃ることは最低限の身だしなみと思っているので女性の化粧と似た感じで、剃らないと人前に出られないですね。
年齢を重ねると若い頃よりも気を付けないと不潔な感じが出ちゃうので余計に。
スキンケアは最低限のことだけですが、化粧水と乳液、乾燥肌なので寒い時期はクリームを使っています。
カミソリはSchickの敏感肌用の5枚刃で毎日剃っています。
今でも手入れするときは傷ついたりもします。シェーバークリームはどうしてもヒゲ用なので、範囲が違うのと、僕は手入れに時間をかけるから乾いてきちゃうんです。
でもNOHAIRS懇親会でシャンプーがいいと教えてもらって、剃る時にはシャンプーを使うようになったらめちゃくちゃ滑りが良くなりましたね。
あと黒肌がアイデンティティなので週1で日サロで肌を焼いています。
—ファッションのこだわりはありますか?
ファッションは好きです。
お店を見て回るのも好きだし、自分で着てみて自分がどう言う風に表現されているのかを見るのも好きですね。
いつも意識しているこだわりは、『バランス』と『シルエット』です。
僕は背が低いのでバランスを考えないと頭だけが浮いちゃうんですよね。なので全体的に馴染むように意識しています。
サイズ感を間違えると野暮ったくなってしまうので、サイズ感と色味のバランスを気をつけています。

アウター:ZARA
トップス:ZARA
シューズ:ZARA
よく服を買いに行くのはZARA。
あんまり接客してくれるイメージはないですが仲良くさせてもらっているスタッフさんがいるので、僕の視点と、そのスタッフさんの視点でいいとこ取りしてコーディネートを組んでいます。
「今度撮影するんだ」とか、服を探している趣旨を説明したらめちゃめちゃ親切でノリノリになってくれたのは嬉しかったですね。
プロの視点をもらいながらおしゃれを楽しんでいます。
—スキンヘッドにしてから変わったことはありますか?
見た目に関しては若く見られるようになりましたね。
あとは振り切った分、少数ではあるけど仕事においてもコアなファンが増えました。
どっちでもなかった人が好いてくれるようになったんです。
僕はもう何も隠すものないですよってスタンスになったので信頼してもらいやすくなったのもあります。
—振り切るためのコツはありますか?
自分を受け入れることですね。
自分は変えられないので。
僕は振り切ってスキンヘッドにしてからは、頭基準でこの頭をいかにカッコよく見せるかのみを考えるようになりました。
NOHAIRSのみなさんもそうですけど、堂々としているハゲの方が圧倒的にかっこいいと思うんです。
コンプレックスは誰しもが持ってるけど、悩んで立ち止まってたら自分の魅力は出せない。
だったら、背が小さかったり髪がなかったりすることをフル活用した方が、そのアクションによって自分も内面的なところから自信が出てくると思うんです。それは間違いないですね。
やり始めてから、当然周りの反応も相まって自分でやっていること自体が自信になるんです。
経験してから、どう思われるのかということは気にならなくなりましたね。
変に見た目を気にし過ぎなくなる。
服装もそうですけど、どんどんシンプルに。
好きなものじゃなくて似合うものに。
好きなものに固執すると自分が見えなくなりますからね。
—周りへの配慮から生まれる清潔感と仕事へのこだわりが積み重なっているのだろう。
第一印象を意識しまくっている彼だからこそわかる、NOHAIRSのためのファッションとは?
宮本さんは今後ライターとして活躍します。
その味もお楽しみに。
取材を受けてみたいという方は一度ご相談ください。
モデル: 宮本清人 / カメラマン: 長谷川さや
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お待ちしております。