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頼りたくなる潔さ

ファッションのこだわりも相手への配慮を感じさせてくれた杉浦さん。 20代後半からのNOHAIRにも潔く向き合った彼の芯にはなにがあるのか。 仕事の流儀にも関わるであろう、根幹に迫った。

—NOHAIRSの企画を聞いた時正直どう思いましたか?

嬉しいと思った。 ハゲと坊主は違うが。振り切ったほうがいい。 振り切ったほうが潔い。ハゲを売り物にしています。アピールポイントですね。

—ご自身も慕われ、憧れられる存在。 そんな杉浦さんに憧れの人はいますか?

いっぱいいる。 自分がもっていないものすべて。 自分以外の人でこの人すごいなと思えるような人になれるかどうか。 日常でめっちゃ頑張っている人、その人になれるかどうか。 例えば赤ちゃんでも可愛い笑顔だったらそれは自分にはできない。 若いってだけでも強みになる。そこをリスペクトできるかどうかだと思う。

—杉浦さんにある自信の原因はなんですか?

自信があるかどうかはわからないけど、無理をしていない。 自分では無理はしていないので無茶なことは言わないですけど少し頑張ったらできるんではないかと言うことを考える。 田中角栄さんの名言を角栄さんからその昔お世話になった人から聞いたことがあるその中でも口癖が「水は高いところから低いところにしか流れない。」世の中はそれだけ。 無理をすれば下から上にあげようとして水はこぼれる。 それを高いところから低いところに流そうとすれば。そこに何事も照らし合わせて考える。 無理していないし、自然に、世の中の流れに沿う、それを相手にお伝えしている。だから自分の自信にもなります。

—たくさんの方に頼られる、仕事の仕方にこだわりはありますか?

サラリーマン時代から「お金はもらわない副業」という言い方をして社長さんの課題、お悩みを聞いていた。 「なんでも言ってください。」と。 解決できたら喜んでもらえる。 最初はもちろん解決できないが、ある頃から業界・経営者感で「杉浦さん、お金も取らないのにこんなことやってるよ」と噂になった。 僕からしたら紙に印刷した信用がお金。 それならばお金のない世界で信用をつくればいい。 そうしたら信用と情報をもらえるようになった。 信用と情報がある、そこにお金を払ってもいいよ言ってくれる人がそれなりにいた。 実は独立しようとは思っていなかったが、転職して20年の時、20周年でめでたいと言われ、経営者200人くらいが集まってお祝いしてくれた。 自分はただの課長のときに。それから3年後に50歳で会社で倒れ、このまま死んでいいのかなと思い会社を辞めた。 今の生きがいは仕事上の目標も仕事じゃない楽しみもたくさんある。 直近で言うと56歳の誕生日。 56人の美女とひとりのハゲ写真を撮るのが楽しみ。 男性は敵に回しますかね。 —ハゲでもモテるまさにロールモデルの杉浦さんは温かく、信じたものをやり遂げる潔い方だった。 モデル:杉浦佳浩 世話役人 / カメラマン:長谷川さや / インタビュアー:南はるな NOHAIRS HAGELICIOUSでは薄毛・ハゲを個性にしているモデルとライター、応援してくださるスポンサーを募集しております。 興味のある方は問い合わせからご連絡ください。
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