1. TOP
  2. COLUMN
  3. Experience
  4. 【体験談】24歳で円形脱毛症になった僕が25年後の今に思うこと

【体験談】24歳で円形脱毛症になった僕が25年後の今に思うこと

先日開催したNOHAIRSのZoom飲み会に参加した一人の男性。
ツルツル頭の男性陣の中にひとり、ふさふさの頭だった。
一見、薄毛の兆候があるわけでもなさそうだが、なぜNOHAIRSに共感してくれたのだろうか。

ご自身の体験と現在の思いを寄稿していただいた。

まさか僕の毛だなんて

「お兄ちゃん、その頭、どうしたの!?」

風呂上がりに居間でくつろぐ僕の頭を見た、妹から発せられた言葉です。
今から25年前、24歳のときです。

毎週金曜日が職場の清掃日です。ホウキとちり取りで床のゴミを集めていると、職場の同僚が「最近毛が多いな」と言っていました。

このときはまだ自分が原因だとはまったく思っていませんでした。

『それ』に気付いたのは出張中のことでした。
ビジネスホテルでシャワーを浴び、シャンプーをしたときのことです。

指に大量の髪の毛が絡んでいることに気付きました。「ん?」と思いましたが、まだ事態が分かっていません。

しかしシャワーから出て、ブラシで髪の毛を整えたときです。もの凄い量の髪の毛が抜けるではありませんか!

自分に何が起きているのか、とても怖くなってしまったことを覚えています。

翌朝目を覚ますと、枕には大量の抜け毛が・・・。動揺しまくりです。

そういえば以前から自宅の風呂場の排水口に溜まっている抜け毛が多いということに気付いていたのです。
しかし原因が自分だとは思ってもいませんでした。

もう隠しきれない

すっかり毛量が減り、頭皮が見えた状態になった僕は総合病院へ行き、診察を受けました。

診断結果は『円形脱毛症』。
やはりそうなのか・・・。落胆しました。原因は分かりません。

塗薬をもらい、定期的に紫外線照射なども行いました。
それでも、抜け毛は一向に止まりません。
当初は髪型で脱毛箇所を隠せていましたが、毛髪量の減少で頭皮が見えてしまうようになり、もう隠せません。

それをとても恥ずかしく感じてしまい、通勤時と仕事中は、常に帽子を被るようになってしまいました。
勤務先がメーカーの工場だったため、仕事中は帽子を被る規則になっていたので、その点は今思えば幸いなことでした。

しかしいつまでも隠し通せるはずもなく、上司や同僚に事情を説明し、帽子を取ってありのままをさらけ出しました。

同僚は無言で私の頭を見つめていました。まぁ何と声をかけたらよいのか分かりませんよね。

思えばストレスフルな生活を送っていた

当時の私の状況を少しお話しすると、実家では父親のトラブルや借金を抱えており、家計を支えるために毎月相当額を実家に入れていました。

一方で付き合っていた彼女と結婚の約束をしており、翌年には式を挙げることを決めていました。

実家から資金援助を得ることはできませんから、自分で結婚資金も貯めなければなりません。
今振り返ると、本当につらく相当なストレスを感じていました。

彼女に付き添われて病院へ・・・

彼女もつらかったと思いますが、一緒に病院にも付き添ってくれました。

しかし、一向に止まらないこの現状に焦っていた私は、最初に診察を受けた病院では完治しないと勝手に判断し、皮膚科の専門病院に切り替えました。同様に塗薬をもらい紫外線照射を行い・・・。

結果は同じでした。

もうこのまま全ての毛が抜け落ちていくのかと途方に暮れ掛けていたときに、彼女のお母さんが漢方楽を扱う病院を紹介してくれました。

その病院には家族ぐるみで昔からお世話になっているそうで、鍼治療もできるようです。
他にあてもないので、そこにお世話になることにしました。

彼女の叔母も駆けつけてくれて、「ちょっと、この人は来年結婚式を挙げるんだからね!何とかしてよ!」と院長先生にハッパを掛けてくれました。

先生も「そんなこと言ったってよー」とタジタジの様子でした。

 

この病院の治療は、それまで僕が受けていた紫外線照射ではなく鍼治療でした。

頭皮に鍼を刺し、電気を流す。普段は漢方薬を飲む。そんな治療を続けることになりました。

すると、なんと!抜け毛が治まり、うっすらと発毛が起きたのです!

鍼と漢方薬が効いたかどうかはわかりません。
たまたま良くなる時期と重なっただけだったのかもしれません。

こんな経験は二度としたくない

うっすらと毛が生え始めたときに、高校時代の友人から結婚披露宴の招待状が届きました。

まだこんな状態で・・・、醜態をさらすわけにはいかない・・・、欠席の二文字がよぎりました。

鍼と漢方の効果が出てきたとはいえ、まだまだ人前に頭をさらす勇気はありません。

でも折角の友人の晴れ舞台、行きたい気持ちは当然あります。意を決して出席の返事を出しました。

行きつけの床屋に数ヶ月ぶりに行き、しばらく来れなかった事情を説明し、いびつになっていた髪型を整えてもらいました。

毛髪量が少なく頭皮が見えてしまうので、専用のスプレーを購入して、隠します。
そんな状態でなんとか格好をつけ、友人の披露宴に出席しました。

そのときの写真を見ましたが、明らかに不自然でした。

それから数ヶ月、見事に毛髪量が戻り、以前とまったく変わらないまでになりました。

おかげで25歳で迎えた自分たちの結婚式や披露宴の写真に残っている自分の頭は、何ら違和感がありません。

本当に良かったと安堵したと同時に、こんなつらい経験は二度としたくないと思いました。

今、もし髪の毛が無くなっても

あれから25年。49歳になった私ですが、今のところ毛がフサフサと生えています。

ただし、ときどき小さな脱毛症が出ることがあります。

行きつけの床屋の方は、「数ヶ月前の出来事がストレスになって事象として現れるんだよ」と言ってくれます。果たしてそれが真実なのかどうかは分かりません。

若いときにはコンプレックスでしたが、今もし髪の毛がなくなっても、もう全てを受け入れることにしました。

それはなぜか?このサイトに掲載されている人たちの目が本当にキラキラと輝いているからです。

髪の毛に捉われない生き方、人生って本当に格好良い!イケてる!
ピカピカに輝くみなさんの毎日をハゲしく祈っております!

以上が私の円形脱毛症の経験談です。
読んでいる人の何かのお役に立てば幸いです。

 

(執筆者:平賀秀樹さん)

Share
Twitter
Facebook

カテゴリー

オススメ記事

ハゲに似合うファッションとは?

もっと見る

元プロレスラー、現ミヤマ仮面、垣原賢人氏の髪と生き様

もっと見る

薄毛を個性にする男たちのスタイルカタログ|NOHAIRSをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む