
ハゲがカッコ悪いとされる風潮はメディアのせい?【ハゲ界の裏側】
“ハゲ=カッコ悪い”
コレ、日本では根強く残っていますよね。
昔よりは毛嫌いされなくなってきた?とはいえ、まだまだこの印象は拭えません。
ふと思ったのですが、なぜ自然現象にもかかわらずハゲが嫌われる風潮にあるのでしょうか?
僕は飲み会などで異性からまるで汚物を見られるような目で見られたこともあります。笑
その人の不摂生によるもの(体臭や口臭など)であれば分かります。
しかし、ハゲってどうしようもないですよね…
結論、「ハゲ、薄毛はダサくなければならない」という人たちが一定数いるからなんです。
-日本人の国民性も後押ししている
テレビを見ていると、増毛や育毛、ヘアケアグッズのCMって頻繁に流れます。
テレビショッピングなどでカツラなどの紹介を見た人も多いはずです。
そして今ではテレビを凌ぐといわれるweb広告でも同様です。
有名タレントがこぞってCM出演し、ハゲを治そう、治そうという風に仕向けています。
これを見た人がどう思うかというと、
“ハゲは治すもの=ハゲはいけないもの”
という考えが深層心理に刻まれてしまいます。
海外に比べ日本人は個人の意見を持たない、流されやすいともされますから、このメディアの風潮からハゲがカッコ悪いという結論に簡単に至るわけです。
-薄毛市場は巨大
国内の薄毛人口は1,800万人ともいわれています。※1
おそらく潜在的にはそれ以上でしょう。
そして日本のヘアケア市場はとても巨大です。
その市場規模はなんと年に4,400億円以上とのこと。※2
そしてそれを支える大企業はテレビ局はもちろん、スポーツチームや数々の企業のスポンサーであります。
なんとなく勘づいた方もいるでしょうか?
冒頭に述べた「ハゲはダサくなければならない」という人たちはこの薄毛市場の人たちのことです。
ハゲはカッコいい、自然現象だし気にしないという風潮になってしまうと、薄毛市場の人たちは飯を食えなくなってしまうわけですね。
そしてスポンサーが薄毛市場の大企業ですから、当然テレビ局は「薄毛はカッコいいよ!育毛なんてやめて晒けだそう!」などとは口が裂けてもいえないのです。
間接的にはメディアがハゲ=カッコ悪いという風潮を後押ししているようなものですよね…
-薄毛が人生を変えてしまう
世の中がこのような風潮ですから、ハゲはどんどん肩身が狭くなってくるわけです。
僕のようにポジティブにさらけ出していければ良いです。
しかしほとんどの人は、
『治さなければ、隠さなければ…』
『治療に通ったは良いけど、お金が…』
『みんなに影でバカにされてるのかな…』
このように、負のスパイラルに陥り、相手の目を見て話すことすら出来なくなってしまいます。
飲食店でマナー違反と分かりつつも帽子を取れないあの情けなさ、悩みに悩んで、最終的には誰にも会いたくなくなります。(経験談)
意志や気持ちが弱い!と言われてしまえばそれまでですが、今の世の中では、ハゲているだけで人生が詰んでしまったような気になる人も多いのです。
–解決策は「ハゲ=カッコ良い」
解決策は1つ、ハゲがカッコ良いとされる世の中になれば良い、ただそれだけです。
薄毛治療に回すお金があるなら、もっと楽しいことに使いたいですよね。
“NOHAIRS”は正にここをコンセプトに立ち上がったメディアであります。
ハゲでも心から笑える世の中にしたい。
そしてハゲでもカッコ良い人はいくらでも存在する。
それを広めることで救われる人、共感してくれる人は無数にいるのではないでしょうか。
前述した通り、日本人は流されやすいとされますから、一度そのような風潮になれば後は速いと思います。
そして、流れにまかせず自分自身で奮起し、ハゲでもカッコよくなるよう努力することも大切です。
カッコいいハゲが街に溢れてくれば、徐々に世間の見方も変わってくるでしょう。
僕も少しでもその手助けが出来たらなと、ふと思った次第でありまして、今後もどんどん発信していこうと思っています。
全国のハゲに悩む皆様、一緒に世の中を変えていきましょう!
1. 日本皮膚科学会、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版より
2. 矢野経済研究所、2019年調べ
–追記
世の中が心からハゲをカッコいいと感じる流れになったらと思うとワクワクしてきませんか?笑
人口の2割もいるとされる世の中のハゲが皆ポジティブになれば、日本の未来は明るい気がします。
フランスのように、ハゲは色気があってむしろ良い、男らしさの象徴だという人が増えれば最高ですね…。
ライター|平賀 将太 [ハゲライター|IT通信業]
Twitter|@hagekin29