
世界坊主連合発起人「ハゲが4人いた」
「1mm以上はロン毛。」
非常に高い基準とも言える、世界坊主連合。
今回のモデルはその発起人の1人である、東 善宜さん。
銀座5丁目でオイスターバーを営む彼は前職にて、スキンヘッドであることを怒られた経験もあるそう。
それでも突き通してきたのは何故なのか。
—NOHAIRSに参加したのはなぜですか?
NOHAIRSを運営してる、高山さんと南さんに坊主連合会に来ていただいたことから、坊主好きの女子にも興味があったんですよ。
なんでだろうと思って。
ハゲに関してオウンドメディアにされている、その試みにすごく興味を持ったんです。
こういうスキンヘッドにしている人がだんだんと市民権を得てきてるというのもあって。

—いつ頃からNOHAIRですか?
30歳になる前の29歳8ヶ月くらい。
細かいですよね。
というのも、30歳になったら絶対スキンヘッドにすると決めていたんですよ。
28歳くらいから狙ってて、自分の中でこの辺りでやろうと。
ちょうどその29歳の頃に転職したんです。
それまでもずっと飲食業だったんですけど、転職するってなって1ヶ月くらい休んでて、このタイミングしかないなと。
結構勇気がいるんですよね。
一気にやろうかなと思ったけどびびって最初は5厘くらいしたんですよ。
髪は大学生くらいから後退してたからそれくらいから
ベリーショートにしてました。
数少ない昔の写真をネタとして取っておいてあるんですよ。いかついですね(笑)。
若かったのでイキってましたね。

最初は5ミリにしたんだけど、1回剃ってみたら剃る感覚が楽しくなって、すぐ次の日くらいには完全に剃るようになりました。
僕としてはおしゃれというよりも楽だからという感覚。
手入れは慣れてしまえば毎日剃ってるから。
毎日剃らないと気持ち悪くて、髭剃るのと同じです。
ただ、転職先ですごい怒られたんですよね。
君はもうずっと帽子かぶってなさい!みたいな。
転職して僕はバイクでデリバリーをすることになったんです。
スキンヘッドに対して怖いというイメージがあって、サービス業だから人を怖がらせてはいけないって。
その考えもわかるんですけどね。
32歳で父親が突然亡くなったので、仕事を辞めたんです。
そのタイミングで実家の栃木に帰って、半年間フリーターをやって、こっちで飲食店やろうと思って不動産とか回ったりした。
でもやっぱり僕みたいな凡人は栃木みたいな地方だとなかなかやりたいことはできないかもしれない、厳しいな、と思った。
それでWebで起業したんです。
どちらにしろ起業はしたかったからね。
28歳の時に飲食業やって身体を壊しちゃって、現場できない時期にWeb担当をやらせてもらったことがあって、そこに興味を持った。
基本的には営業とディレクションと運用保守管理。デザインとコーディングは外注して回してました。
結局また飲食に戻ったのは、やっぱり好きだからですね。
でも前に飲食やっていた時の感覚とは全く変わりました。
小規模でも稼げて、たくさん休める飲食業のカタチを日々模索しています。

—世界坊主連合発足のきっかけは?
たまたま、経営者の集まりでハゲが4人いたんです。
その会の終盤で引き寄せられたのかなんなのか。
それで今度この4人で飲もうよ、となってその最初の飲み会をうちの店でやったんですよ。
ちっちゃい店なので僕のお店では今はもう集まれないですね。
―ファッションにこだわりはありますか?
正直無いです。
あんまりゴテゴテやるのは得意じゃないんですよね。
極力シンプルにしたい。
普段はもっとラフ。
スーツとかはパーソナルスタイリストさんがいるのでその人にショッピング同行をしてもらって全部お願いしています。
僕、自分で服を選べないんですよ。
ペイズリー柄とか自分では選ばないけど、プロにお願いすると「そろそろあずまっちいけるよ」って選んでくれる。
最初はネイビーのスーツを着こなせるようになるところから段階を経て、馴染んできたり着こなしの変化を見て色々提案してくれるんです。
プロの方は僕が持ってる服を把握してくれているからむしろコスト的にいい。
余計なもの買わなくて済みますからね。

—世界坊主連合をやっていてよかったことは?
経営者でもすごい人がいる。ああいう方って普段は出会えない。
そういう方たちに、ただ頭を坊主にしているだけで出会えたことですかね。
共通点があることで仲良くなる速度も全然違いますね。
次回の坊主連合会ではいきなりステーキの社長さん来るし、あの方は飲食業界のレジェンドだからああいう方に出会えるのってすごい。
まだ人数少なかった頃は、なんでNOHAIRになったのか、NOHAIRになったきっかけ、どういうことで悩んでいたのか、道具は何を使っているのかとか、そういうことを自己紹介でシェアしてましたね。
今は30人を超える規模にまでなりました。
—薄毛になった時、悩みはありましたか?
ハゲかけている人って結構悩んでると思う。
変な話、毎朝憂鬱になる。
僕の場合は、髪の毛の癖も強いから全然髪型が決まらない。
写真の短髪の頃はまだ保ててたんですけど、どんどんヘアスタイルが決まらなくなる。
なんのためにセットしてるんだろうなと思ってくるんです。
短髪だと、3週間に1回くらい美容院行って、その2回に1回はカラーやってたからめちゃくちゃ金がかかるなあと思って。
潔く刈って解消された。
なんで早くやらなかったんだろう。
30歳まで待つつもりだったけど29歳で見切り発車でやってよかった。怒られたけど(笑)
自分のモヤモヤがなくなりましたね。
1個だけデメリットがあるとすれば、帽子が好きなんですけど帽子の試着をしていいのかなって気を遣ってしまいます。肌に直接触れるからちょっと・・・。スキンヘッドの人が被りやすいところがあるといいな。
歳を取ってきて、できるだけシンプルにしたいなあと思います。
悩みって人間関係・お金・仕事・自分の容姿のこととか、色々あると思うんだけどその1つを捨てられた。
髪型をセットするのにすごく時間がかかるんだけど、余計なことを考えなくて済むようになったから、そういう無駄がなくなった。
あと夏の暑い日に、おしぼりで一瞬にして汗だくで皮脂がギトギトな頭皮をリセットできるのは女子からも羨ましがられます(笑)

—かっこいいNOHAIRになるためには?
今、NOHAIRの人ってすでに振り切ってると思います。
結構ビビってる人っていっぱいいる。
僕もそうだったし、一歩踏み出すまでに時間がかかった。
いつまでにやるっていう設定をしないとできなかった。30歳までに絶対やるって決めないとできなかった。
最初はびびって刈るのを5厘で留めちゃった。
短くしてみたら?って思いますね。
散らかっている人いるじゃないですか。
散らかしておくなら、まずは短くしてみたらって僕は思います。
風が怖く無くなりますから。
—期日を決めて思い切る。
その後の気持ち良さは刈ったものにしかわからないのだろう。
毎日剃るというソリシャスな東さんは坊主連合会の名に恥じないツヤの持ち主だった。
店舗情報
銀座で生牡蠣が美味しい専門店 牡蠣Bar
東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル 3F
モデル:東 善宜 OysterCompany株式会社 取締役 / カメラマン:しもちゃん / インタビュアー:南はるな
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