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変化を恐れず、変化を楽しむ──アマゾンジャパンをオープンさせた男の人生の楽しみ方

2000年に日本でサービスを開始した、Eコマースサイト・Amazon.co.jpは、今年でサービス開始から20年を迎え、我々の生活にすっかり欠かすことのない存在となっている。

今回お話を伺う長谷川純一さんは、同サービスのオープン時に代表取締役社長を務め、現在はベイシス・テクノロジーという米国の人工知能ベンチャー企業の日本法人で代表取締役を務める1961年生まれのNOHAIRSだ。

普段は企業の代表としてインタビューに答えることが多い長谷川さんだが、今回はいちNOHAIRSとしてお話を伺った。

考え抜くことが日本での『Make history』となった

──長谷川さんは2000年にAmazon.co.jpがオープンした際に代表取締役社長を務められていました。米国の既存のサービスを日本でもオープンさせるということで、0からサービスを構築することとはまた違った醍醐味や難しさががあったかと思います。そのときのお話をお聞かせください。

1990年代後半に、日本でも楽天市場やYahoo!ショッピングのサイトがオープンし始めたんですが、まだそこまでEコマースを利用する習慣が当時の日本では根付いていませんでした。

ですので、Amazon.co.jpをオープンさせることで、日本でのEコマースの歴史を作るんだ!という気持ちでしたね。

Amazon社員の意識づけの合言葉に『Work hard, Have fun, and Make history』(よく働き、楽しみ、歴史を作ろう)というものがあるので、その言葉に沿うとすれば『Make history』のためにすべてを捧げようという心持ちでした。

もう一つはサービスの取捨選択ですね。

アマゾンに入社してからサイトのオープンまで9ヶ月しか与えられてなかったので、既存の米国アマゾンのサービスと、日本の消費者が求めるニーズを考慮して、何を提供して、何を提供しないのかを考え抜きました。

考え抜くことでそれが自信につながったり、悩んだり迷ったときにも、ブレが生じないことにつながりました。

 

『アトムヘア』というあだ名を経て今の髪型へ

──長谷川さんのNOHAIRSになった歴史を教えてください。

薄くなってきたなと思ったのは学生時代の22歳ぐらいのときですね。
「ちょっとやばいかも」と思い始めました。

38歳の頃までは前髪を前に持っていって、薄くなったところを目立たせないような髪型にしていたんです。

その髪型が特徴的だったのか、その当時マネジメントしていたプロジェクトの秘書たちから『アトムヘア』と呼ばれていたんです。「アトムって俺のこと?!」と驚きました(笑)

結婚前だったので、さすがにちょっとショックでしたね・・・。

その後、41歳の頃からバズカットにして、それからは3週間おきくらいに美容院で短くカットしてもらってました。

3年前に日本オラクルを辞め、仲間と起業したことをきっかけに、自分でバリカンで頭を丸めるようになりました。

そのとき起業した事業はうまく軌道に乗りませんでしたが、それ以降、美容院へは行かずに自分でやっています。

──どれくらいのペースで剃っていますか?

週2〜3回ですね。

まず、金曜日の夜にブラウンのシェーバーで剃ります。そうすると月曜日の朝には、好みの0.3〜0.5mmくらいの長さになります。

そこからさらに毛が伸びるので、週の半ばに1、2度、今度はバリカンで刈り込みます。

完全なツルツルよりはちょっとジョリジョリしている方が好きなんです。

試行錯誤の末、今はこのペースに落ち着いてます。

海外出張だと、最低限、バリカンだけ持っていけばいいかなと思ってます。

日本と諸外国とのNOHAIRSに対する意識の違いとは?

──長谷川さんは米国だけでなく、アジアやアフリカへも行かれることが多いと伺っています。日本と海外のNOHAIRSに対する反応は異なるように思いますが、どうしてだと思われますか?

まず、日本は短髪が当たり前の文化ではないですよね。
対して、アフリカだと坊主頭が当たり前です。

彼らの髪質は硬いので、長くするととかしづらくて手入れがしにくいという問題もあって、短くすることが一般的です。

それと、これは社会的な側面からですが、兵役があることも関係しているんじゃないですかね。

兵役を経験すると、丸刈りにするのでそれに慣れちゃう人もいると思うんです。

もしかしたら日本も、兵役や校則で丸刈りにしていた時代には、バーコードヘアというスタイルは少なかったかもしれませんね。

薄毛かどうかは関係なく、自分の坊主頭姿を知っているか、そうでないかはきっと大きいんだと思います。

──たしかに、髪の毛が薄くなったからといって、今までしたことのない髪型にするのはとても抵抗がありますよね。

基本的には変化を恐れているんだと思います。
それと、適応することが面倒くさいという気持ちがもしかしたらあるんじゃないですかね。

髪型の話から飛躍してしまいますが、ちなみに僕の人生のキーワードは変化すること、変化を楽しむことだと思っているんです。

変革をもたらす人を応援したい

変化や変革みたいな、新しいものに出会うことにとても惹かれるんです。

だからその時々で、一番興味や関心をもっていることが違うこともあります。

そういう変革をもたらそうとしてる人を応援したいという気持ちもあるので、ビジネススクールで教えたり、スタートアップの相談に乗ったり、人と人をつないだり、その人のニーズに合わせて行動を後押ししたりもしています。

──『変化』『変革』ということに対しては、海外と日本での事情は異なりますか?

日本はまだまだこれからですが、米国のシリコンバレーだと、起業してビジネスに変革をもたらした成功者たちが、次の世代を支援するエコシステムができあがっていて、もう4〜5世代にわたってビジネス変革が創発されてるんですよ。

そういうエコシステムでは、人と人とのコネクションをサポートする支援とあわせて、金銭的な支援をする文化が根付いています。

上場や売却で財を成した人たちも多いですし、日本でももうちょっと身近にそういう人たちが出てくるように、変革に挑戦できるような裾野が広がっていくといいですよね。

取材の際に、撮影を意識して3種類のメガネと、事前に購入していただいていたNOHAIRSのロゴパーカーを揃えて臨んでくださった。ご自身も撮影を楽しもうとしてくださっているのだと感激した

仕事も趣味も、いつでも『楽しむ』という姿勢

──趣味はありますか?

海で泳ぐことです。長いときは、1日に5kmぐらい泳ぎます。

トライアスロンを30代までやっていたんですが、その頃に比べて体重が5kg以上増えてるんです。

そうすると走るのが辛いんですよ。それと、レース会場まで自転車を運ぶのも大変。

でも泳ぐにはゴーグルと水着だけあればいいので、一番苦手だったスイムが趣味として残りました。
ちなみに今日もこの取材の後、プールへ泳ぎに行きます。

歳をとると、何もしないと筋肉量が低下してくるので、定期的に体を動かして維持するようにしています。

水泳は全身運動で故障リスクも低いので、そういう意味でもベストなんですよね。

──仕事とプライベートで何か変わることはありますか?

『楽しむ』という姿勢を持っていることには変わりはないですね。

仕事では、自分でなくても出来るようなことはサボりがちですが、 これは俺しかできないなと、火がつくとはまってしまいますね(笑)

一方で、どんな仕事でもやっているうちに楽しくなったりもします。
『楽しくなければ仕事じゃない』と何でも楽しむ得な性格かもしれませんね。

どんなに困難な状況に直面しても、内心ではその解決を楽しんでしまっているところがあります。

『Why』を共有した、意味のある仕事を目指す

──アマゾンジャパン、人工知能と新しい分野に挑戦されている印象があります。仕事をされる上での一番のモチベーションは何ですか?

自分がおもしろいと思えるかと、やる意味があるかということですね。

参考にしているのはサイモン・シニックの『Start With Why』(『なぜ?』から始めよう)という理念です。

疑問や、実現したいこと、自分は何のためにこれをやっているのかという『Why』が根底にしっかりあって、それを仲間へ伝えることで共感し合うメンバーと力を合わせることができるんです。

僕自身そういう『Why』を提案していきたいし、他者の『Why』に共感した上で行動したいという思いがあります。

その上で、目的に対して素直に考えたり、意見を言い合える人と一緒に働きたいと思っています。

お互いのプライドを気にしたり、感情的になったりせずに、意味のあることを一緒にしたいです。

まずはバズカットにしてみよう

──ご自信の経験も踏まえて、薄毛に悩んでる方に対してどう思われますか?

中途半端が一番微妙だと思うんです。
その点、表へ出る経営者というのは人目もあるので、潔いですよね。

例えば、ジェフ・ベゾスはずっとスキンヘッドです。

ジョフのように初めからいきなり剃らなくてもいいと思います。僕もそうでしたから。

とにかく悩んでいる時間はもったいないので、まずはバズカットに挑戦してみてほしいですね。

バズカットも色々なバリエーションあるので、最初はハサミでトップにボリュームを出して、下の方はバリカンで短く整えたりと、薄毛の状況に合わせて美容師さんやヘアデザイナーに相談するといいと思います。


人生にも、それを取り巻く社会情勢にも、大なり小なり変化がつきものである。

変化を拒絶せずに柔軟に応じることが、人生を楽しみ、飛躍させるポイントなのかもしれない。

 

モデル:長谷川純一 ベイシス・テクノロジー株式会社 代表取締役 / カメラマン:長谷川さや / インタビュアー:南はるな / 編集構成:東ゆか

こちらのインタビューの撮影風景はYouTubeでもご覧になれます。

 

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