
NOHAIR×着物で魅せる大人の男の魅力
中野でバーを営んでいるオーナーにイチオシされた、尾乃塚隆さん。
彼は日本舞踊を仕事にしている。
NOHAIRと着物。
未知の世界との遭遇になりそうだ。
キャリアについて教えてください。
日本舞踊の仕事をしています。
日本舞踊をする以前は、演劇をやっていました。
18歳のとき、当時の彼女が年上で演劇をやってて観に行ったんです。
内容は正直つまらない。
だけど一生懸命やっているのを見て楽しそうだなって思っちゃったんですよね。
最初のきっかけは多分それ。

20歳くらいまではやりたいなって思いながらも結局何もやってなくて、何をしていいかわからないままだったけど、劇団には入りました。
その後、32歳のときに日本舞踊の世界に本格的に足を踏み入れました。
日本舞踊を選んだ理由は、それまでにも習い事としてやっていたことが大きいですね。
役者としてやれることを増やしておくために始めたのがきっかけです。
日舞のキャリアはもう16年になりました。
なぜそれだけ続けてこられたのですか?
日本舞踊には立ち回りという分野があるんです。
空中展開とかするんですよ。
結構アクロバティックで怪我が多いんですけど、それが好きなんだよね。

48歳の今でもアクロバティックにやっています。
若いやつには負けないよ(笑)
宙返りの軽さや高さは負けるんだけど、立ち回りは負けない。
そういうことを16年間やってきて、ほぼそればっかりだからね。
それでご飯を食べれるようになったからよかったです。
アクロバットに動くために普段は鍛えていますか?
毎年12月から翌年2月は仕事的に暇だから今まではそこで体作りをしてます。
けど、今年は2月にジムに行き過ぎて軽い肉離れをしちゃいました。
接骨院の先生にやりすぎはだめだって言われたので控えてます。
だけど鍛えないと、演劇中に肉離れとか前十字靭帯とか大怪我しちゃうこともあるからね。
だから12月には石垣島に行ってバカンスしつつ、自主キャンプって感じでトレーニングしてきました。
東京でやるよりも石垣島は暖かいしいいんですよね。
いつからNOHAIRですか?
30歳です。日本舞踊をプロとしてやる前ですね。
そのときに今のような頭になりました。
髪の毛が薄いなと思ったのは22歳くらいのとき。
30歳になるまでの8年間は髪を前の方に持ってきてワックスで固めてヘアセットしてました。
今思えば頑張って隠してましたね。

隠してる8年間は気にしてて、蒸れるのも我慢して帽子を常に被ってた。
30歳なったら、「もういいや」って吹っ切れました。
今思うとそんなに気にするほどではなかったけど、若い頃は気になってたんですよね。
NOHAIRにしてからの心境の変化はありましたか?
ありましたね。
とにかく、すごくすっきりした。
髪型がまとまらないということもないし。
仕事でもカツラをかけるのでそれもすごく楽なんです。
特にヘアセットの必要もないからすぐに着脱ができる。
お風呂に入ってもグワーッと洗って、タオルでヒュッて拭いたらすぐ乾きますからね。
お手入れはBRAUNのバリカンを使っています。
力を込めずにスムーズに剃れるからすごく楽なんですよね。
もし今髪が生やせるとしたら?
生やせるとしたらもう1回髪がある状態にしてみたい気持ちはあるかなあ。

でもカツラとか増毛は嫌ですね。
結局、隠そうとしてるでしょ?それがまたストレスになるから。
隠さない良さを知っちゃったから隠そうとして生きるのは大変だな。
尾乃塚さんの考える、格好良いハゲになるには?
ハゲをネタにできるかどうかが大きな違いだと思います。
それは、みんなが気を遣わないように。
僕がネタにできたきっかけは忘れてしまったけど、みんながいじってくれたらおいしいでしょ?
頭のことを言われてちょっと嫌がる人も多いけど、そういう風にすると単純に楽しいんですよね。
ー初めて着物での取材になった。
凛とした立ち居振る舞い凛として格好良く、NOHAIRがその着物姿すらを引き立てているように感じた。
モデル:尾乃塚隆 / 撮影:長谷川さや / インタビュー:高山 / 編集構成:土屋リサ
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